■会長の時間
日本のお城
　　江戸時代初期までは約３，０００か所あったといわれています。　　江戸幕府の一国一城令の結果約１７０か所となった。
　　明治政府の廃城令では存城処分（陸軍省所管）４３か所、その他廃城となった。
　　第二次世界大戦で焼失した天守は７棟（全て当時の国宝）・・・水戸城、名古屋城、大垣城、和歌山城、岡山城、福山城、広島城
　　江戸時代の木造天守が残っているものが１２棟、このうち５棟が国宝。

〇丸岡城（重要文化財、福井県坂井市- 柴田勝豊　不明（１５７６年（天正4年）築説あり））　廃城令の時丸岡町買取り存続できた。
〇彦根城（国宝、滋賀県彦根市- 井伊直勝　１６０６年（慶長11年）築）
〇松江城（国宝、島根県松江市- 堀尾忠氏　１６０７年（慶長12年）
〇姫路城（世界遺産・国宝、兵庫県姫路市- 池田輝政　１６０９年（慶長14年）改）
　　廃城令時は国が保存、空襲にあったが奇跡的に不発弾で救われる。
〇犬山城（国宝、愛知県犬山市-織田信康１６０１年（慶長6年）築 １６２０年（元和6年）改
　　１８９１年濃尾大地震で半壊、旧藩主成瀬家と町民の義援金で修復
〇松本城（国宝、長野県松本市-石川康長１５９７年（慶長2年）築 １６３３年（寛永10年）改）
〇丸亀城（重要文化財、香川県丸亀市-生駒一正 １６６０年（万治3年））
　　一国一城令の時木で覆い隠し廃城を免れたといわれています。
〇宇和島城（重要文化財、愛媛県宇和島市-藤堂高虎 １６６５年（寛文5年）再）
〇備中松山城（重要文化財、岡山県高梁市-水谷勝宗 １６８３年（天和3年）築
　　廃城令で廃城となるもあまりの不便さに放置され存続できた城。
〇高知城（重要文化財、高知県高知市-山内一豊 1747年（延享4年）再）　　１７２７年火事で初代高知城は焼失。
〇弘前城（重要文化財、青森県弘前市-津軽信建 １８１１年（文化8年））　　１６２７年落雷で焼失
〇松山城（重要文化財、愛媛県松山市-加藤嘉明 １６０２年築 １８５３年（嘉永6年）再）

福島　三雄　＝今日はほっとするようなお天気ですね。　明日もよいお天気でありますように。
　　　　　　　　　大橋さんのお話、楽しみに聞かせてもらいます。
花谷　尚嗣　＝ＵＳＪのＸｍａｓツリーも完成し、いよいよ師走に入りました！　健康第一！
樋上　久代　＝大橋さん、卓話 楽しみにしています。　よろしくお願いします。
川上　大雄　＝あと1ヶ月で今年もおしまいですね。
三宅　一郎　＝３年ぶりにタイのバンコクへ行って来ました。　空港も町もコロナ前と同じような賑わいでした。
中井　周治　＝ワールドカップ、ドイツ戦の逆転勝利はすばらしい戦いでした。　おめでとう！！
　　　　　　　　　本日の卓話、大橋さん 楽しみにしています。
西田　正裕　＝京都はすっかり紅葉で大渋滞してます。　　大橋さん、本日の卓話 楽しみにしています。
大橋　高志　＝本日は卓話です。　よろしくお願いいたします。
大屋　準一　＝サッカーワールドカップのドイツ戦、勝利でベスト８が見えてきましたね。　相撲もどんぐりの背比べで優勝争いが
　　　　　　　　　楽しみです。
髙野　幸雄　＝大橋さん、卓話 楽しみにしています！
辻田　知史　＝ワールドカップ日本代表がドイツに勝つという快挙に鳥肌立って大興奮でした。　この日は京都のＫ６というＢａｒに
　　　　　　　　　５人で集まって騒いでました。　　　～　中略　～　　　２７日（日）も５人でＫ６ 予約して帰りました。　
和氣　勝海　＝サッカーワールドカップ、見ました。　ジャパン すごい！　　　　大橋さん、卓話 よろしくお願いします。

私は滋賀県東近江市五個荘出身で、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」でも知られる近江商人の発祥の地といわれており、「近江商人」や「三方よし」という言葉に大きな影響を受けており、今でも自分のアイデンティティとなっています。
滋賀県の東近江地域には聖徳太子の伝説が多く伝わっており、また、今年は聖徳太子が崩御されて1400年という節目の年ということもあり、この機会に聖徳太子の十七条憲法を取り上げました。
「十七条憲法」は、飛鳥時代の604年に聖徳太子が制定したとされる成文法で、その名の通り、全部で17の条文で構成されています。「憲法」と名付けられていますが、日本国憲法のような近代憲法とは異なり、官僚や貴族に対する道徳的な規範を示す色合いが濃いのが特徴とされています。「十七条憲法」を制定した聖徳太子は、第31代天皇である用明天皇の第二皇子として、574年、飛鳥の地に生まれました。叔母である女帝推古天皇のもとで摂政を務め、蘇我馬子とともに仏教の振興を図り、中国の文化を学んで政治改革を進めます。「十七条憲法」も、「冠位十二階」の制定に並ぶ改革の一環だったということです。
581年に楊堅が隋を建国し、およそ400年振りに中国が統一されました。超大国が誕生したことによって、東アジアの国際情勢が大きく変わります。高句麗・新羅・百済という三国が激しく争っていた朝鮮半島では、隋と手を結ぶのか、それとも対立するのか、熾烈な外交戦が行われていました。この時日本は、蘇我氏と物部氏による争いや崇峻天皇暗殺事件など、内政が混乱。604年になってようやく初めての遣隋使を派遣します。遣隋使は楊堅に面会したものの、皇帝からの質問にまともに答えることができず、未開発な野蛮な国であるという印象を与えてしまったということです。
遣隋使を派遣した聖徳太子の目的は、従属でも対立でもなく、対等に付き合うという第三の道を模索することだったといわれています。しかし、失敗に終わったことで、隋と対等に付き合うには、それにふさわしい国家体制を構築する必要があると明らかになったということです。そうして聖徳太子の指揮のもと、日本は制度作りに邁進していきます。その結果、「十七条憲法」や「冠位十二階」が制定されたという流れになります。聖徳太子はその後、607年に小野妹子を遣隋使として派遣し、有名な「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」の国書を持参させ、煬帝を激怒させつつも隋との間に対等な関係を構築していきました。
今回取り上げた聖徳太子や十七条憲法などについては、様々な歴史的事実が明らかになっており、今も歴史は絶えず進化を続けていますが、十七条憲法については、現代を生きる私たちにとっても、その価値は全く色褪せておらず、教訓にするべき内容であると思います。