「地震から家を守る収納家具 TAORANGER(タオレンジャー)」 佐田 幸夫 会員
【日本の現状】
◎大型地震は日本各地、いつ起こってもおかしくない
文部科学省・地震調査研究推進本部発表の「地震動予測地図」によると、2009年時点で今後30年以内に震度6弱以上の強い揺れに見舞われる可能性の高いエリアは日本中の広範囲に及んでいます。巨大地震の発生確率も、東南海地震や東海地震など90%近い数字が挙げられています。
◎地震による死亡原因の約90%が家屋の倒壊と家具の転倒による圧迫死
近年発生した地震による死亡原因で最も多いものは、家屋や家具の倒壊・転倒による圧迫死となっています。震度5を超える地震が発生した場合、人は歩く事が出来ず逃げられないため、家屋や家具の下敷きとなってしまう実状が明らかになりました。
家屋も家具も倒れなければ90%の命が助かっていたのです。
また、内閣府の調査によると新潟県中越沖地震や能登半島地震で住宅に大きな被害を受けた世帯の約半数が、住宅再建に2000万円以上の費用がかかったという結果が出ています。
命を守ることは勿論経済的被害を最小限にするためにも、耐震補強の重要性が急務とさています。
【これからの耐震補強のあり方】
◎家も家具も倒さない
どうすれば地震に備えて安心な日常生活を送ることが出来るのか。その大切な方法である耐震改修を行いやすくするには・・・・。この考えから「タオレンジャー」は生まれました。
タオレンジャー5つの特徴
1.耐震補強で、収納力がアップ
2.空間演出できる耐震補強
3.壁付け施工の耐震工法(特許出願中)
4.低コストで、コストをかけた所が毎日使用できる
5.家も家具も倒れない安心の耐震性能(特許出願中)
信州大学監修の下、公的機関にて耐震補強試験を繰り返し、その性能を評価されています。
◎タオレンジャーの具体策
耐震診断により補強の必要な壁面に対して収納家具(タオレンジャー)を設置し、バランスの取れた柔軟性のある住宅へと改修します。
設置方法は通常の家具転倒防止策とは異なり、構造体へ直接留めつけていく独自の方法(特許出願中)で、家具が倒れないだけでなく、耐力壁の強化となり、家そのものを倒壊から守ります。
◎暮らしに合わせた快適空間を演出
用途に合わせてタオレンジャーの組み合わせは多種多様。基本ユニットに豊富なパーツを組み合わせるセミオーダー仕様で、キッチンからクローゼットまで住宅内のあらゆる収納で使いやすさと洗練された空間演出を実現します。