■会長の時間
【おわら風の盆】
おわら風の盆は富山県越中八尾町地区で毎年９月１日から３日にかけて行われる祭りです。
越中おわら節の哀愁に満ちた旋律にのって、坂の多い町の道筋で無言の踊り子たちが洗練された踊りを披露します。
緩やかなテンポの三味の音と哀調のある胡弓の調べにあわせて、艶やかな女踊りと勇壮な男踊りが繰りひろげられます。おわらの起源はそれほど古くはなく江戸時代に盆踊りとして始まったと伝えられています。
日本の祭りの中で、これほど有名になったのは１９２９年に「越中八尾民謡おわら保存会」が設立され、八尾町内の人達が心を一つにして保存に協力した事が一番ですが、中でも保存会の初代会長の川崎順三さんが、私財を投げ打って、おわらの保存育成に尽力された事が大きかったと言われています。
衣装は男性の踊り手は黒の法被に角帯、猿股、黑足袋。女性の踊り手は浴衣に白足袋、黒帯に赤い帯締め。男女ともに編み笠を被ります。衣装は徳島の阿波踊りとよく似ていますが、踊りのテンポは阿波踊りがラテンのように早いのと対照的に、ゆっくりとした哀愁を帯びた伴奏に合わせて踊ります。
９月１日、２日の本祭りは１５時から始まり、通常２３時に終わる事になっていますが、現状は１７時から１９時まで休憩をとって、４時５時の明け方まで、街流しをしながら踊り続けるというのが一般的になっています。９月３日の最終日は１９時から始まって、八尾小学校や八尾会館前などの特設会場で演武会が開催されます。それが終われば、やはり、早朝まで街流しが行われます。
哀愁ある胡弓の調べの中で、編み笠を被った浴衣の艶やかな女性の踊りを、元気なうちに、私もなんとか観にいきたいなと思っています。古い街並みをバックに、胡弓と三味線とおわら節を伴奏にして優雅に踊るスタイルは、心に深く染み入る最高のミュージカルを見ている気持ちになるだろうと思います。

秋山　千尋　＝柿本ガバナー補佐、東村ガバナー補佐エレクト、ご訪問ありがとうございます。　よろしくご指導、お願い致します。
福島　三雄　＝柿本ガバナー補佐、東村ガバナー補佐エレクト、本日はよろしくお願いします。
　　　　　　　　　谷本様、お話楽しく聞かせて頂きます。
川上　大雄　＝柿本ガバナー補佐、ご苦労様です。
菊　　泰仁　＝本日は柿本ガバナー補佐ならびに東村ガバナー補佐エレクトのご両名を心から歓迎申し上げます。
　　　　　　　　　今日の卓話でラトビアという国を身近に感じてください。
久保田秀一　＝柿本ガバナー補佐、東村ガバナー補佐エレクト、今日は宜しくお願い致します。
松山　三雄　＝北阪さん、ありがとうございます。
大屋　準一　＝いよいよ春本番で、桜開花が報じられています。　例会に来る道すがら、樟蔭高校入口に菜の花が美しく咲いていた
　　　　　　　　　のが印象的でした。
龍岡　恵子　＝ガバナー補佐 柿本様、ガバナー補佐エレクト 東村様、本日はご指導の程を宜しくお願い致します。
　　　　　　　　　本日のゲストスピーカー 谷本様のお話を楽しみに致しております。
辻田　知史　＝緊急事態宣言が解除になって夜の街にも少し人が戻って来られたようですが、まだしばらくは夜９時までの営業と
　　　　　　　　　なっているところがほとんどで、短い時間で飲もうとする無意識の動きが早い酔いをさせて、普段よりも逆に多くのア
　　　　　　　　　ルコールを取っているようで、この２日間は調子に乗ってすっかり二日酔いが続いています。皆さま 気をつけましょう。
和氣　勝海　＝柿本ガバナー補佐、東村ガバナー補佐エレクト、今日は宜しくお願いします。
　　　　　　　　　ラトビア・ヘイズの谷本様、卓話 宜しくお願いします。

皆様こんにちは。私は、バルト三国の一つラトビアの手作り石けんや入浴剤などのバスアイテムを、実店舗とオンラインショップで販売しているラトビア・ヘイズ代表の谷本瑞絵と申します。
実は高校生の頃より、海外と関わる仕事をしたいという夢があり、その最初のステップを歩ませていただいたのが、ロータリー国際親善大使財団奨学生としての貴重なカナダ留学でした。その時の応募小論文は「日本と海外の懸け橋になること」。
その夢が実現し、貴大阪ユニバーサルシティーロータリークラブの例会で、異国ラトビアのことを紹介するご恩返しの卓話の機会を頂きましたこと、大変うれしく感謝申し上げます。

約15年通い続けるラトビアという小国の魅力について、今日はお話させていただきます。
私がラトビアと出会ったのは、ドイツNATO空軍基地で、アメリカ車を軍人向けに営業販売するという仕事を通じてです。そこは、３万人が働くヨーロッパ最大の軍事基地であり、住宅地、学校、教会、総合病院、映画館、ショッピングモール、ホテルなど、まるで一つの街のようでした。毎日、屋外のショールームに立ち、声をかけて営業販売する仕事です。
英語を要する仕事、ヨーロッパという土地柄、同僚の多くはイギリス人、お客様は米軍人、職場はNATO加盟国から集まる人々、暮らしはドイツ。様々な文化の中で、商習慣や営業スタイルを学びました。冬は、外気温マイナス１０度により、車の雪下ろしから朝は始まり、大変ながらも、学びの多い経験でした。

ある時から、車好きな空軍大尉がショールームに来るようになりました。聞くと、ラトビア空軍といいます。当時は、ラトビアがNATOに加盟した２００５年。唯一のラトビア人で、聞きなれない小国の話を聞くうちに、興味がわきました。
自然豊かな国で、何度訪れても発見があり、様々な楽しみ方ができる国です。

＜ラトビア情報＞
人口：１９０万人　大阪市内２３０万人より少ない人口
首都：リガ　６３万人
国土：北海道の８割の大きさ
言語：ラトビア語　
歴史：旧ソビエトであり、バルト三国の国民２００万人が約６００ｋｍの距離を手をつなぎ「人間の鎖」で抗議し、１９９１年独立。

国土の半分が森という自然豊かな国です。
＜白樺ジュース＞４月の雪解けの頃、白樺ジュース（樹液）を集めに森へ行き、自然を取り入れた暮らし。
＜白夜＞北欧に位置し、白夜になります。夜23時でも薄暗さが残ります。
＜湖＞　２０００もの湖が点在し、現地の人から気軽に泳ごうと誘われます。人のいない場所が多いため、下着や裸で泳ぐことが
　　　多いそうです。
＜極寒＞マイナス２０度。その気候が保湿力のある石けんや、体の芯から温める入浴剤を生みます。

何度訪れても、様々な楽しみ方のある国です。
＜大自然＞　カヤック、川遊び、キノコ狩り、ベリー摘みなど、アウトドアが楽しめます。
＜街並み・建築＞　世界遺産の建築が多く、旧市街を歩くだけで博物館のようです。ドイツとロシアの間で翻弄された歴史により、
　　　両国を感じる建築デザイン、パリの街角のような美しいアールヌーボーの建築を楽しめます。

＜料理＞肉料理だけでなく、バルト海に面するので魚介料理を食べる習慣があります。北海道と似た気候より、じゃがいも、人参、
　　　酪農製品など種類が豊富。ベリーを使ったデザートが特徴的で、芸術的な盛り付けが楽しめます。

＜芸術＞「人間の鎖」の歴史から、手をつなぎ歌で独立した国とあり、音楽が盛ん。芸術を身に着ける環境が身近にあり、絵画、
　　　音楽、ダンス、芸術作品作りなど、ラトビア人は必ずどれか１つ以上の能力を持つ。

＜手仕事＞　
麻製品、かご、みつろうキャンドルなど、バルト三国は、職人の多い地域として旧ソビエト時代から知られます。みつろう１００％キャンドルは、花粉症対策に良いことから、当店で扱っています。空気中のほこりやハウスダストを吸着し、マイナスイオンを発生させ、消臭、殺菌効果を持ちます。マイナス２０度の極寒のラトビアでは、窓を開けて換気しづらいことで、天然の空気清浄機として親しまれます。その効果には、実証データもあり、民間療法としてラトビアで活用されています。
みつろう成分のひとつ「プロポリス」が持つ強力な殺菌成分は、吸引することで、鼻やのどを殺菌します。バスルームの照明を落とし、広がるプロポリスを蒸気とともに吸引するのがおすすめです。ただし、その効果は、みつろう１００％である必要があります。

＜サウナ＞
フィンランドと近く、サウナが盛んです。木の葉枝を束ね、水に浸し、焼けた石にかけるスチームサウナ。その枝葉を使い、友人同士で気軽に、また、専門家にたたいてもらう伝統サウナがあります。マッサージ効果だけでなく、邪気を払う意味も込められています。汗をかいた後、サウナ用はちみつ「サウナハニー」を全身に塗る健康法があり、当店でも取り扱っています。

ラトビアは、何度訪れても様々な楽しみがあります。治安が比較的良く、一人旅、家族や友人との旅行先におすすめです。
行き方：関西空港から約９時間⇒フィンランド首都ヘルシンキから１時間⇒ラトビア・リガ
通貨：ユーロ
言語：ラトビア語・英語・ロシア語で、首都リガは英語がよく通じます。　
治安：大阪より安全と言われています。
季節：おすすめは、６月～８月

ラトビアと出会い、２００７年にラトビア発バスアイテムブランドの日本総代理店として事業を開始し、３年前からは、オリジナルブランド「ラトビア・ヘイズ（https://latviahaze.com）」ブランドを立ち上げ、私の想いを実現してくれるメーカーや取引先を増やすなど、ラトビア商品の魅力をお伝えすべく日々奮闘しています。
大阪商工会議所から近いオフィス街にある実店舗（大阪市中央区2-3-1）では、保湿力の高い石けんを量り売り、免疫力を高める入浴剤などを、ドライフラワーと一緒に詰め合わせる華やかなアレンジギフトが特徴で、大変喜ばれています。お近くの際はぜひラトビアを感じにお立ちよりください。