■会長の時間
【博多祇園山笠】
博多祇園山笠の起源については諸説ありますが、鎌倉時代1241年、博多で疫病が流行した際、承天寺(じょうてんじ)の開祖であり当時の櫛田神社の住職であった聖一(しょういち)国師(円爾)が町民に担がれた木製の棚に乗り、水を撒きながら町内を浄めて回り、疫病退散を祈祷した事が発祥とされています。
現在の山笠は7月1日から飾り山笠が始まり15日の舁き山笠の追い山でクライマックスを迎え、区間を走り終えたら、櫛田神社へ戻り「鎮めの舞」で終わりとなります。圧巻は追い山で、神職の一祓いを受けてから「祝いめでた」を歌い、櫛田神社から5分間隔に出発した7つの流れがスピードを競います。
舁き山傘は26名ほどの舁き手が前後左右を固めます。その周りの多くの交代要員が伴走してスピードを競います。スムーズに交代できるがどうかが勝敗の決め手となります。舁き手のスタイルは水法被に締め込み、地下足袋に脚絆という格好で統一されています。沿道のあちこちには水が用意されていて、舁き手にかけられます。この水は勢い水と呼ばれ舁き手の冷却と乾燥予防、山笠の崩壊防止のために、走っている道中ずっと掛け続けられます。
子供山笠もあります。少年はもちろんの事、少女も小学校低学年まで参加できます。スタイルは大人と同じく水法被に締め込みという格好で参加します。子供たちに地域の文化と伝統を理解してもらいたいと1950年から始まったようです。
祇園山笠の祭り期間中にしてはならないタブーが二つあるそうです。一つは胡瓜を食べるのはご法度とされています。胡瓜を切った断面が櫛田神社の神紋に似ているという理由からだそうです。もう一つは博多祇園山笠が女人禁制の祭りであり、その伝統を守るために舁き手や祭りの関係者は期間中のセックスを慎むそうです。
同じ系列の京都の祇園祭は優雅で華麗な山車が町内をゆっくり進むのに比べ、博多祇園山笠はスピードを競う男らしい祭りです。観客も350万人を超え、動員数日本最大と言われています。チャンスがあれば見に行きたいものです。
【来客紹介】 |
0名 |
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【出席報告】 |
2年11月27日(第861回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
38名 |
1名 |
25名 |
12名 |
67.57% |
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【幹事報告】
〔メール送信〕
1)12/5の「ロータリーXmas」 USJでの開催中止のご案内 ⇒ 11/20 配信
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