■会長の時間
【ロータリー財団とポリオ・プラス基金】
教育・慈善・博愛の事業によって世界の人々の、より良き理解と友好関係を増進するために1917年に6代目のRI会長、アーチ・クランプ氏によってロータリー財団は設立されました。奇しくも、この年にライオンズクラブが誕生しています。そして、1928年ミネアポリス国際大会で非営利財団法人「ロータリー財団」と名付けられました。
ロータリー財団の基金は3種類に分類されます。
まず、「恒久基金」、世界理解と平和のための基金で、寄付の元本は使わず、利子配当等が財団プログラムとして使われます。
主に、遺産などや大口の寄付がその資金源となっています。誰でも、恒久基金に寄付する事は可能です。
その次に我々が毎年寄付をしているのが「年次基金」です。直接、財団プログラムに活用されます。当クラブは一人当たり150ドルを寄付しています。この金額はRIから求められている基準の金額で、これ以下になると、地区補助金が減額されます。集められた150ドルの寄付は50%を地区に残し、50%がRIに送金されます。
最後に「ポリオ・プラス基金」です。我がクラブでは一人当たり50ドルを寄付しています。ポリオ撲滅はロータリー最大の慈善活動です。ポリオは主に子供達に感染します。手足のしびれや麻痺が現れ、成長を阻害して死に至ります。一度、経口生ワクチンを飲めば免疫ができ、感染する事はなくなります。1988年には125か国で35万件以上の発症が確認されていましたが、現在は、99.8%が陰性となっていて、アフガニスタンとパキスタンに数名の感染者を残すのみとなっています。
ビルゲイツは自分の財団から、毎年5000万ドル、15億ドルをポリオ撲滅に寄付してくれています。その金額にプラスして、我がクラブを含め、全世界のロータリアンが一人当たり50ドルをこのプログラムに寄付しています。ちなみに、2019年には20億ドルが投入されています。
私が地区の社会奉仕委員長をしている時に、99.8%が陰性なら、ポリオではなく、もっと、他の慈善事業に回した方が有効だと思うのですが、いかがでしょうかと質問しました。
答えは、確かにポリオワクチンだけなら、それほど費用は掛からないが、全世界146の研究所が毎年20万件の検便とワクチン接種を行っています。このシステムとネットワークを維持する事が重要で、ポリオだけではなく、途上国のすべての人々の健康維持には欠かせない活動となっているとの事でした。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
2年7月17日(第847回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
38名 |
1名 |
26名 |
11名 |
70.27% |
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【幹事報告】
〔メール送信〕
1)第41回大輪ゴルフ会「開催延期」のお知らせ ⇒ 7/10 配信
〔回覧資料〕
1)交通災害遺族会「パンジーだより」(再)