■会長の時間
日本人は古くから桜を愛してきました。歴史上はじめて桜を思わせる記録が出てくるのは、日本最古の歴史書古事記に書かれている「木花之佐久夜毘売」【このはなさくやひめ】という神様です。
この神様は富士山の守護神とされ、とても美人ではありましたが、寿命が短く、若くして死んでしまいます。これはまるで、桜の木の象徴のような神様です。「桜」という言葉がはっきりと出てくるのは、奈良時代に編纂された「万葉集」です。当時の日本人は桜の木を神聖なものと、考えていたようです。その根拠となるのが、「サクラ」という名前の由来です。まずサクラの「サ」という字ですが、これは「サ神」を表しており、これは田んぼの神様と言われています。次に「クラ」というのは、何かというと神様が鎮座する、「台座」のことであり、桜の花が咲くということは、田んぼの神様が山から下りてこられたと考え、神様を迎えるために、食物や酒をお供えしてお祝いしていました。また当時は桜の花が咲く頃が田植えの時期と考えられていたようです。なお奈良時代当時は花見と言えば「梅」であり、桜は神聖なものとされ、信仰の対象だったようです。
今年は、例年になくとても早い桜の開花情報が各地で発表されています。大阪でも桜の名所がたくさんありますが、皆様はどこの桜がお気に入りでしょうか?
また、遅めの桜としては造幣局の桜の通り抜けが有名ですが、私のお勧めは、大阪城の一角に八重桜の広場があります。
これは朝早くに人があまり出かけない時間帯に行きますと、その八重桜が散った時の一面ピンクの絨毯を敷き詰めたような場面がとても好きで、感動します。皆様も一度お出かけ頂ければと思います。
【来客紹介】 |
2名 |
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【出席報告】 |
30年3月30日(第757回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
34名 |
0名 |
22名 |
12名 |
64.71% |
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【幹事報告】
〔回覧資料〕
1)米山ニュース (陳さんが上海RCの例会で米山奨学事業のことを紹介)
2)米山梅吉記念館館報(2018春)
3)大阪交通災害遺族会「パンジーだより」