■会長の時間
本来なら分量的に卓話テーマなのですが、①「臨床試験」②「ドラッグ・デリバリー・システム(Drug Delivery System)」についての話を簡単にしたいと思います。どちらも薬を開発するのに必要なもので①「薬の人体への安全性や効能効果はどうか?」②「薬が患部まで到達するか?」を検証立証するものですが、そこに「科学では証明できない人体の不思議メカニズム」があります。
① 例えば対象患者100名の臨床試験では「本当の薬を投与する患者群A50名」「単なるビタミン剤投与の患者群B50名」のAB両方のデータが「薬の効能効果を立証する」上で必要です。つまりA群で48名に「改善」結果が出たとしても「100%その薬の効果とは認められない」のです。というのは、「投与する医師も患者もビタミン剤であることは知らされず、双方とも薬と信じて治験」のB群40名が「改善」となるケースがあり、この比較対照「コントロール」となるデータがあって初めて「本来の薬の効能効果が立証される」からです。これは「人間の思い込み(プラセボ効果)で病気が治る」ことが、日本の厚生労働省に限らず、全世界共通の「臨床試験での常識」となっています。 まさに「病は気から」「気の持ちよう」なのです。
② 例えば胃腸薬は胃や腸の中で効能効果が発揮されるように、(錠剤、カプセルや液剤等の)溶解時間や到達時間を考えます。ところが、前述「プラセボ効果」で、「物理的に服用するとすぐに食道で溶けてしまう」錠剤を「大腸で働く」と思って服用すると、「胃でも溶けずに通過し、大腸ではじめて溶解」するような「物理的にはありえない」結果が出ることが多くあります。
以上のように「科学的にメカニズムを証明できない」「人間の意志力」によって、「病気が改善」されたり、「薬が患部に到達」したりすることが過去データとして立証されています。「健康食品」や「薬」を常用している方も多いと思いますが、「それぞれの錠剤が何の薬か分からず(忘れてしまって)」服用行為自体が特に意識をしない生活習慣としてマンネリ化していると「効果は得られません」。逆に、例え1種類であっても、頭の中で「これが体内のここに到達して、こういう効果がある」と「強く信じ」イメージすると「効果倍増」です。
薬や健康食品に限らず、日々の食生活においても「今いただいた食事が、我が身の血となり肉となって60兆の細胞すべてに栄養が行き渡る」「より健康になる」とイメージし、「感謝を忘れない」ことが実は「本来の自然治癒力を高める」近道だと思います。ビジネスやスポーツの世界で「イメージトレーニング」は重要ですが、「健康」においても「意志力の強さや気の持ち方」を心掛けたいものです。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
22年7月30日(第423回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
27名 |
1名 |
21名 |
5名 |
80.77% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕
1)地区大会のご案内パンフレット 〔10/29(金)・30(土)大阪国際会議場〕 回答期日:9/3
〔回覧資料〕
1)2010年大輪ゴルフ会開催のご案内 〔10/22(金)美奈木ゴルフ倶楽部(堂島RCホスト)〕 回答期日:8/31
2)他クラブより例会変更(年間)のお知らせ(地区内4クラブ)