ロータリー規定情報委員会ご担当 鈴木 正明 会員
2016年規定審議会に於ける『クラブ運営に大幅な柔軟性』
昨年、規定審議会がクラブ運営に大幅な柔軟性を認める決定を致しました。
大幅な柔軟性に至る起因は、一部の国や地域でロータリーが急速に成長する一方で、会員数の減少や高齢化といった問題に直面している国や地域があります。以上に於いて大幅な柔軟性を各クラブが持つことにより、活力溢れるクラブ運営が見込まれることを期待したものと思われます。柔軟性を大きく4項目に分けて記述いたします。
●例会の頻度、形式、出席に関する柔軟性
クラブ例会は少なくとも月2回、何らか(直接顔を合わせる例会、オンライン例会等)の方法で例会を行う限り、例会頻度を減らすことができる。
●会員種類に関する柔軟性
従来の規定では、「正会員」と「名誉会員」の会員種類でありますが、各クラブ細則修正により新しい会員種類を追加できる。
例えば法人会員、家族会員、準会員などでありますが、RI人頭分担金の支払いなどが会員種類の拡大に伴い発生するか否か、
その他会費の設定、出席要件等も併せて検討の必要がある。
●新入会員の入会金の柔軟性
審議会の決定により、RI細則とクラブ定款から「入会金」の文言が削除され新入会員が入会金を支払わなくとも、入会ができるようになりましたが各クラブの裁量により今後も求めることができることも付け加えられております。
●クラブ運営に大きな柔軟性を認めたことによる、ロータリーの評判
大幅な柔軟性を認めることにより、本質から逸脱を認めるものではない親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップの価値観の変更はなく「4つのテスト」に変更はありません。
以上、大きく4つの項目について内容を記載しました。いつの時代にも変化が生まれます。それらを人の輪により乗り越え新しい
時代が始まり終焉し歴史を作ります。我がクラブも変化とともに歴史を刻めたらきっと素晴らしいクラブであり続けられると思います。