「基礎代謝 UP」 菊 泰仁 会員
簡単な数式
Ⓐ 12-10=2 Ⓑ 12-10=2
10-10=0 10-10=0
5-10=▲5 10-12=▲2
5- 5=0 10-15=▲5
10- 5=5 12-15=▲3
上記は、ヒトの「食事量(摂取カロリー)―代謝量」つまり体重の増減を分かり易くイメージした数式です。
Ⓐ 食事制限10→5をすると確かに体重は減少しますが、それにともない代謝量も5になる(人のカラダは無駄/不必要な機能を低下させるエコな働きをする)ため、その後全く体重が落ちなくなり・・・ 体重増減0の以前の食事量10に戻ってしまうと、代謝10ではないために、逆に体重が+5と増えるリバウンド状態。
Ⓑ 食事量がそのままでも、代謝10→12→15と上げていくことで、自然と体重が減り、食事量が増えてもリバウンドしない。
◆ 重い筋肉と軽い脂肪(体重より適切な体脂肪率)
・ カラダは何でできているか? 体組成「筋肉・脂肪・骨・水分」(通常連想される腕胸足の筋肉は骨格筋、内臓や血管は自分の意思でコントロールできない自律神経下の平滑筋に分類、心臓は心筋でどれも筋肉に分類)
・ 体脂肪率=体脂肪(皮下脂肪Kg+内臓脂肪Kg)÷体重(Kg)×100
・ WHO(世界保健機構)の提唱するBMI(体格指数)=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)による最も病気にかかりにくいBMI値22(標準範囲18.5-25未満)×身長×身長=標準体重
※ 体重を気にするより、むしろ「性別・年齢にあった適切な体脂肪率」の把握が重要(体脂肪は本来、活動エネルギー源だけでなく、体温やホルモンの働きを保ち、健康・肌状態・美にかかせない重要なもの・・・少な過ぎても多過ぎても良くない) (男性10-19% 女性20-29%)
◆ 基礎代謝UP
・ 基礎代謝とは・・・生命活動(心臓を動かしたり、体温保つなど)維持のためのエネルギーであり (つまりごろ寝していても絶えず使い続けるエネルギーで、1日の消費エネルギーの70%以上を占める) 一番エネルギーを消費するのは筋肉 (加齢とともに筋力低下⇒基礎代謝低下)
・ 筋肉量UP⇒基礎代謝UP (太りにくい体質)(骨量もUP)(血流・リンパの流れを改善)
(注)心臓ポンプで血管10万Kmを全身20秒に対し、リンパは20万Kmを 筋肉のみで1分間に30cm流れる程度
※ 大きい筋肉(大胸筋・広背筋・大腿二頭筋・大腿四頭筋)を鍛える⇒より代謝UP
※ 全身の筋肉の70%は下半身に集中⇒第二の心臓:足の筋力UP
◆ いつでもどこでも道具不要の簡単筋力UP(アイソメティックトレーニング)
・ 速筋(瞬発力)鍛える⇒7秒ルール(筋肉にかかる負荷:max7秒間以上は同じ)
・ アイソメティック⇒部位を意識して力を入れた同じ体勢で7秒間キープ(息はとめない)