■会長の時間
『明日伸びんがために、今日は縮むのであります』 (浜口 雄幸)
20年ほど前に亡くなった俳人、正木浩一氏に蛍の句がある。
〈明滅の 滅を力に 蛍飛ぶ〉
明も滅もない蝿や蚊も飛んでいるのだから、生物学的にそんなことはないだろうが、言われてみるとそうも思えてくる。
じっと身をかがめて力を蓄える「滅」の時節が、人の一生には幾度となく訪れる。自身には飛ぶための準備であっても、はたから見ればおそらくは負け犬と映っているはずで、つらい時間である。
その風貌から「ライオン宰相」の異名を取った浜口雄幸(1870~1931)は、昭和の初め、押し寄せる世界恐慌の荒波を乗り切るべく、構造改革路線を推し進めた。掲出の言葉は、国民に緊縮・節約を訴えたビラの一節。
一時は経営危機も取り沙汰された日産自動車が、カルロス・ゴーン社長のもとで業績のV字回復を果たしたとき、よく似た言葉を株主総会の会場に掲げていたのを思い出す。
〈最も深くかがむ者が、最も高く飛躍できる〉
「滅」の力を信じて雌伏のときに耐える人には、永遠のエールであろう。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
26年5月9日(第586回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
35名 |
2名 |
24名 |
9名 |
72.73% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕
1)ロータリーの友(5月号)
2)月間地区出席報告(3月分)
3) ガバナー月信(5月号) ・・・理事、役員に配布
〔メール送信〕
1) 活動報告書提出のお願い(5/30クラブフォーラム引継ぎ資料・各委員長) ⇒ 5/2 配信
2) 少年少女ニコニコキャンプ(8/1~8/3)の申込開始 ⇒ 5/8 配信
〔回覧資料〕
1)大阪交通災害遺族会「パンジーだより」