「年男」 髙橋 浩治 会員
午年の今年、私は60歳になります。先日は、奈良にあります松尾寺でお払いをしてきました。何か年男の始まり、身軽になりたいと思いまして。
さて、今年は午年でも甲午です。甲午は一番初めの年をあらわす為、今年は何かを始めるきかっけとして一番良い年だという風に言われております。また、甲午とは、十年の計をたてるのにも非常に良い年だ言われております。
そんな一年を前にした、去年の12月31日、家族全員を集めて、いろいろな話をしました。そのきっかけは、去年1年間が非常に大変な年だったからであります。実は今、多大な投資をかけて病院をつくっております。この借り入れのためにいろいろと一悶着ありまして。このおかげでお金の力の大きさを感じることができましたが。
また去年は、いろいろなことを考え、50億の資産を全部オフバランスしました。今後はまた、自分独自でファンドをしようかと思っています。
そんなこんなで去年の年末、私は自分の子供たちに会社や病院についての将来の話を改めてしたわけです。「今後、私は社長を辞めて会長になると思うが、将来この会社がどうなっていくかは、あなたたちのがんばり次第なんだ」と伝えました。私としても子供達をそれぞれ会社と病院の経営者として自力でがんばれるように、育てていきたいと考えていましたから。彼らがその力をつけるには、おそらく10年間位かかる。そこで、今年の元旦に甲午ということもあり、10年の計を立てました。この10年間で、彼らは自力で走っていける力を付けていき、私はまず大きくなりすぎた会社を整理し、コントロールをし易いようにしていこうと考えています。また、病院の横に新たな施設を立てたり、他にもいろいろな構想があります。
私ももう60歳ですから、できるだけ早く、子供に人生のあり方や生き方を教えていきたいですね。体のことも考え、酒も控えめにして、今年一年ですっきりとしたお腹にしたいです。そして、同時にぶよぶよになりすぎた会社もスリムに見栄えのよいものにしないといけないなと思っています。10年後の70歳になれば、妻と二人でゆっくりと旅行できるようにしたいですね。なかなか難しいこともあるとは思いますが、この10年間本気で勝負に出てみたいと思っております。
みなさんも是非、甲午の良い年に10年の計を立てていただきたいと思います。