「未病 HQCチェック」 菊 泰仁 会員
①「未病」とは・・・「病気ではないが、健康でもない状態」(未病人口は84%)
・未病Ⅰ:健康診断、PET、メタボ検診、人間ドック等、血液検査等の各種検査で異常判明の場合
※「病気の早期発見」⇒各種医療機関での治療支援
・未病Ⅱ:自覚症状があっても、検査結果では異常がない(正常扱い)の場合
※「検査数値では病気分からないため、放置」⇒適切な指導なし(経過観察、様子見)
②「健康づくり」政策
(栄養学先進国アメリカ)
・1977年「マクガバン・レポート」発表
※ 各種病気の主な原因は、ビタミン・ミネラルなどの栄養素の摂取不足(食源病)である」
⇒肉食が多く、野菜や果物が少ない食生活の見直しが必要
・1990年「ヘルシーピープル2000」政策
※「一次予防(Primary Defense)対策が重要」⇒偏った食生活で不足しているビタミン・ミネラル、ハーブを含む栄養補助食品の日常摂取が健康を促進する
・1994年「クリントン大統領声明」
※サプリメントの日常摂取を習慣化させる標準法案成立
・2000年「ヘルシーピープル2010」政策
(日本)
・2000年(平成12年)「健康日本21」政策
※「第一次予防」(生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等を予防すること)に重点を置いた対策を強力に推進する
・2002年(平成14年)「健康増進法」制定
※「健康維持は国民の義務である」と法案に明記
・2008年(平成20年)「特定健診・特定保健指導」開始 ⇒メタボ健診
・2012年(平成23年)「健康寿命をのばそうSmart Life Project」創設 ⇒1500企業参画
③「一次予防」における日本の現状
「二次予防」は、各種医療機関における血液検査など各種検査の「既病マーカー」で判明するため、「病気の早期発見早期治療」につながるが、「一次予防」での「未病マーカー」がないため、自己管理では、自覚症状(体のセンサーが発信するサイン)の原因が分からず、国民の義務である「健康維持」の方法や「改善指標」が明確にされていないのが現状
※諸統計の分析結果から、38%の人が「未病から重症化し、既病へと表面化」している現状
④世界初「未病状態を数値で見える化」HQCチェック (2014年スタート)
「自覚症状(心と体の変調サイン)を疾病への前段症状」としてとらへ、その背景要素となっている「ビタミン・ミネラルなどの30-40栄養素、体内での役割、関与する生理作用、諸症状、臨床試験データ、各種論文データ」など約8億(810,881,280)アイテムの膨大なデータベースをクラウドコンピュータに蓄積し、60項目の自覚症状にチェックするだけで、同データベース内で解析しアルゴリズムによって、「未病状態が数値化」されるシステムがHQCチェック(Health Quality Contorol)
⑤今のカラダとココロの健康状態が分かる
1.いまカラダとココロが必要としている「不足栄養素」6種(生理作用の関与係数の高いもの)
2.未病段階における類推される「疾病傾向と潜在率」(関与係数に基づく上位2つの疾病傾向)自立神経インバランス、肝臓系傾向、動脈硬化傾向、循環器系傾向、糖代謝負荷傾向、消化器系、甲状腺機能低下様傾向、甲状腺機能亢進様傾向、メンタルインバランスの主要9傾向からアルゴリズムにより算出し、将来の疾病リスクや生活習慣の見直しラインを数値化
3.「体内活力指数」(体内を改善する活力、免疫力の高さ)
4.「うつ係数」数値化(2012年日本未病システム学会において「HQCチェック」に構築されたアルゴリズムは「うつ症」を捉えることができる「未病マーカーのしての有効性」が確認(特許出願中)※ 厚生労働庁において「うつ係数」の文言使用が認められる
5.「未病タイプ(1-7型)」数値化された「疾病傾向潜在率、ストレス疲労度、BMI(肥満度)、栄養活性度、栄養充足度」を五角形でグラフ化
⑥分析結果
PC、携帯サイト上で、60項目の「自覚症状」にYES/NOで回答するだけで、分析結果「ナラティブシート」により即座に回答(印刷可能)、3ヶ月毎にチェック可能(マイページで過去結果閲覧可能:2500円/年4回)
⑦酸化活性度(世界初の算出方法)特許出願中
体内の酸化状態を数値化する算出方法
酸化活性度=酸化指数x栄養活性度(HQCテスト結果)
酸化指数=LDL(悪玉コレステロール)÷HDL(善玉コレステロール)÷アディポネクチン
※アディポネクチンは、糖や脂肪燃焼を促し血管の老化を防ぐ「長寿ホルモン」
現在は自由診療(3500円~)であるが、今後注目されている血液検査項目