■会長の時間
【ここがロドスだ、ここで跳べ】
西欧の故事。
「そんなに自慢するのなら、論より証拠だ。実際にやってみてくれないか」といいたい場合に「ここがロドス……」と欧米諸国ではいう。
ロドスは、ギリシア本土からずっと離れた小アジア西南海岸に浮かぶ小さな島の名前。イソップが活躍していた時代、多くのギリシア人たちが移住して栄えていたイオニアの南方にあたり、貿易や交通の要衝であった。たくさんの商人が集まり、さまざまな市がたち盛んなにぎわいをみせていた。また、学問の一中心としても知られていた。
ロドスは、ギリシア人にとって忘れられない島である。が、それは商業と学問によってだけではない。オリンピア大祭の競技祝典が、ロドスにあるゼウス神殿の境内で行なわれたからである。
第1回の競技は紀元前776年である。それから4年ごとの盛夏に、ギリシア中から貴賤を問わず人びとが集い寄ってスポーツの技を4日間にわたって競った。5日目に神事と優勝者への祝宴があった。優勝者は、生国町村の仲間から神さながらに尊敬された。競技には見物人が4万人から5万人もやってきて、スタジアムは国際社交場と化した。
近代オリンピックには五種競技という種目がある。走り幅眺びとやり投げ、200メートル競走、円盤投げ、1500メートル競走（近代五種競技）をひとりの選手が行なって記録を争う。古代オリンピックでも五種競技があった。競走とやり投げ、円盤投げ、幅跳び、レスリングの五種目を併せて競うのである。
前置きが長くなった。本題に入ろう。
イソップ物語のなかに、次のような話がある。ひとりの五種競技の若者がいた。あるとき、外国旅行して故郷に戻ってきた。で、しきりに旅行中に出会った出来事を語り、経験を仲間たちに聞かせた。その大部分が自慢話であった。いろいろしゃべってもう話の種がつきるだろうと思うころになって、とっておきのがあるとことわり、鼻をうごめかして、「ロドス島に寄ったんだが、いやあ、オリンピックの優勝者も遠くおよばないような幅跳の大記録を出してね。あそこで。みせたかったよ。でもね、君たちがこんどロドスに出かけると、島の人たちがきっとその話をしてくれるにちがいないがね。もう大評判だったから……」と、大ボラを吹いた。聞いてたひとりが、「でも、それがほんとうなら、島の人の評判を聞く必要はないさ。ここがロドスだ、ここで跳んだらどうかね」そういった。それまで大言壮語していたほら吹き男も、すっかり小さくなったとか。

秋山　千尋　＝ロータリー例会日の一週間があっという間に来ます。　それだけ毎日年を取っているわけですね・・・
川上　大雄　＝ニコニコキャンプ頑張って下さい。
森本　良嗣　＝昨日の阪神巨人戦、あんなんアリですか・・・オモロイナイ限りです。
　　　　　　　　　玉置さん、御当番がんばって下さい。
斧原　邦夫　＝先週の笹田さんの卓話、ガンの認識と予防、肝に命じて居ります。　長患い後の自重、肝要と再認しました。
大谷　定子　＝昨日、姪から結婚式の招待状が届きました。　やっぱり先を越されました。
大屋　準一　＝本日はニコニコキャンプの開校式です。　孫がお世話になります。
髙野　幸雄　＝本日より次男とその友人がニコニコキャンプに参加させて頂きます。　ありがとうございます。

私は、1979年9月に試験合格しており、会計士業界に入ってまもなく35年目に突入するところです。
公認会計士は現在、25,000人の正会員と8,000人の準会員がいます。準会員とは試験には合格しているものの終了考査が終わっていない方が中心です。会計士の平均年齢は42歳といわれています。
公認会計士になれば、申請すれば税理士資格も付与されます。ちなみに税理士は73,500名おり、平均年齢は68歳と聞いております。税理士は東京が21,000人、大阪が14,000人と経済規模その他を考慮すれば大阪市場は激戦区といってよいかもしれません。税理士の45％は国税出身者、5％は会計士・弁護士の登録申請者、残りの50％は大学院の修士課程を修了することによって一部（または全部）試験免除された者と試験合格組といわれています。弁護士と会計士に無条件で税理士資格を付与することはおかしいという主張が税理士業界からでていますが、私には、公認会計士の資格で税務業務が制約される現状こそ国際的にみて異常のような気がします。
第二次世界大戦終了後、昭和23年7月に公認会計士法が制定され、明治26年に施行された旧弁護士法は新憲法の理念に沿ったものにと昭和24年6月に現行の弁護士法に改正されています。一方、税理士法は、昭和26年7月15日に施行されたものであることも一般的には知られていない事実かもしれません。
会計士の場合、試験合格後3年のインターンを送ることが必要で、登録後も年間40単位のＣＰＥ研修が義務付けらており、研修制度は充実しています。また、実務補修所の同期や監査法人勤務時代の仲間、大学の職域校友会等の交流を通じ、情報網は発達していると思います。私も大手監査法人を退職した時、多くの先輩や友人のご厚意によって何とか生活をすることができたことも事実です。
私は、監査業務・税務業務・コンサルティング業務という会計士の三大業務に携わっており、また、監査役等にも選任していただいております。
会計士の社会的信頼を失墜させないよう精進いたしますので、ご支援・ご指導よろしくお願いいたします。