■会長の時間
【およそ世に障害のない仕事はない。障害が大きければ大きいほど、その仕事も大きい】
イギリスの政治家マクドナルド(1866年~1937年)のことば。
マクドナルドは、スコットランドの貧農の子として生まれた。小学校を卒業しただけで、あとは独学で勉強し、労働党の党首にまでなった不屈の人である。大きな仕事をいくつもしている。
未知なるなにか大きな仕事に取り組もうとするときには、誰だって不安を感じないはずがない。が、不安があっては決断はできないだろう。早く不安から脱出しなければならない。そんな場合どうすればよいか。
不安は、原因が漠然として、正体がはっきりつかめないところから生まれてくる。だから、「なぜ自分はいま不安なのだろう」と、自問自答してみると効果がある。なぜ不安なのかわかれば対処の方法も発見できる。自然に不安は解消され、意欲がわいてくる。そんなことで大丈夫かなと疑問に思う人は多いだろう。が、騙されたつもりでやってみるとよいだろう。自問自答を繰り返していると、胸の重いしこりが嘘のようにとれてくる。
「背水の陣」ということばがある。「うしろに川や沼を控えて陣を取る」「一歩も退くことのできない絶対絶命の立場で決戦する」「失敗すれば再起できないことを覚悟して事にあたる」などの意味に使う。
もし、どうしても決断しなければならない場に追い込まれたら、失敗したときの逃げ道などいっさい考えず、背水の陣をしいて、ただ前進あるのみといった状態に自らをおく。すると落ち着きが出てきて、心も決まる。
なまじ、第二、第三の安全弁をつくっておいたりすると、どうしても安易な気持がどこかに生まれてきて、最大限に自分の力を発揮できず失敗してしまう。なにがなんでもやりとげなければという意欲がわいてこなくなるからである。
意欲的に仕事を進めていっても、目標にたどりつくまでには、いくつかの山があり、壁が目の前に立ちはだかるだろう。右するか、左するか決断を迷う場面にしばしば出会うはずである。迷いに迷って、どうしてもこれはと納得できる結論が引き出せなくなったら、まず、初心にかえる。仕事をスタートしたとき、多分、この仕事はこうではあるまいかとの第一印象をもったはずである。いわゆる直感があったのではなかろうか。その感を思い出すのである。そして、直感による結論に従って実践してみるとよいだろう。なまじ理性と論理によって導き出された結論よりも、すぐれた結論であったと驚かされる場合が多いのである。
直感による結論が、成功へのステップになるかどうかは、実は、その後の努力、行動にかかっている。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
25年3月22日(第538回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
32名 |
2名 |
25名 |
5名 |
83.33% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕
1)第22回ゴルフコンペ ゴルフ場変更のお知らせ (参加希望者に配布)
〔回覧資料〕
1)ローターアクトクラブより活動報告書「RAC People 第二号」