■会長の時間
「新年明けましておめでとうございます。」
西暦2013年、平成25年が幕を開けました。
さて、干支の持つ意味から今年一年を占い、ご挨拶とさせて頂きます。
昨年(2012年)の干支から見た1年間は「壬辰(みずのえ・たつ/ジン・シン)」という年回りで「昨年来(2011年来)の問題をいよいよ責任を持って解決しなければならない時だが、一方ではずるい人が蔓延る可能性があるので注意しなければならない。また、大きな変化がやってくるが準備して対応すれば道は開ける。」と占われていました。たしかに旧来の膠着した政治に嫌気がさした民意を代表して政権を取ったはずの民主党は、震災復興・原発処理・年金問題・外交問題・・・どれ一つとして責任を負って実行解決しようとせず、ただ問題を先送りするだけのずるい人間の集まりに成り下がり、その結果、消去で残された自民党に再度 政権を委ねることになりました。ただ、大阪だけは維新の会の御膝元でもあり大半の地区で維新の会が躍進するという特別な結果を招いています。また隣国では時を同じくして北朝鮮、中国、韓国と指導者が全て交代しました。
まさに、政治の世界では大きな変化がやってきたのです。
さて、今年は癸巳(みずのと・み/キ・シ)」という年回りに当たります。
干(え/かん)である「癸」は「揆」であり物事「測(はか)る」「図(はか)る」の意味があり、「はかる」には標準や原則が必要なので基準となる「則」「道」にも通じます。孟子の言葉に「原理原則は、いつの時代でもいかなる場所でも変わらない」という意味で「先聖後聖、其の揆一なり」とありますが、「揆一」をひっくり返すと「一揆」になります。
本来「一揆」とは策略による暴徒化ではなく、政治の混迷等に対して自然発生的に起きるものなのです。これらから「癸」の意味を解釈すると、「万事筋道を立てて物事を考え処理してゆかねばならない。それを誤ると混乱し、全てがご破算になりかねない。」という、真逆の結果をも意味しています。
一方の支(と/し)である「巳」は象形文字であり「春になり陽気を迎えると、啓蟄(けいちつ)と言って地中で冬眠していた様々な動物が外に出てきます。いままで潜伏していたものが頭をもたげて外に出て活動を始める様を象った文字です。」又、その代表が「蛇」であったことから巳を蛇と言うようになったが、本来は「蛇」だけの意味ではありません。これらの意味から「巳」は「今まで、土中に潜伏していたような第三勢力が頭角を現す」とも解釈できます。
上記から今年の「癸巳(みずのと・み/キ・シ)」という干支の示す意味を我々の身に置き換えると、
「これから多方面で新しい勢力が台頭してくる。しかし、それらに動じることなく、筋={物事の真理・あるべき姿}を見極め、その実現にむけて道={理念・方針}を追求してゆけば、自ずと良い結果が生まれる。それが成されない場合はご破算(崩壊)に繋がる。」と解釈できます。当然、ロータリアンのあるべき姿は「奉仕の理想の追求」であり、その実現に向けて「みんなの力で思いを形に」することに尽きます。蛇年と言われる巳年ではありますが、その真の意味を知り、邪心(蛇心)を捨てて みんなで奉仕の理想を追求しましょう。
【来客紹介】 |
0名 |
|
【出席報告】 |
25年1月11日(第528回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
31名 |
2名 |
25名 |
4名 |
86.21% |
|
|