■会長の時間
【オランダの勇気】
イギリスの故事。スペイン王室の援助で、コロンブスがアメリカ大陸を発見したのを先駆として、ヨーロッパ人の世界征服の、何世紀にもわたる歴史がはじまる。執念深く、貪婪な侵略が各国の激しい競争のなかで、ひたひたとつづけられていく。
世界の征覇をもくろむスペインの、無敵といわれた艦隊が、当時の三等国イギリスの海軍にあっけなく破れて、ヨーロッパの勢力地図はにわかに変化をみせる。小国イギリスが一等国にのしあがり、スペインにかわって東洋へと進出する。
17世紀に入ると、オランダが実力をつけ、商業や海外発展のうえでイギリスのライバルとしで登場する。イギリスとオランダは、ことごとに反目敵視しあい、相手にいわれのない蔑みの感情をいだくようになる。それにフランスも加わって、三つ巴の争いが繰りひろげられる。
オランダ語については、知識がまるでないのでなんともいいようがないが、この時代の両国のいがみあいが原因となって、英語のなかに、オランダ嫌いをむき出しにしたことばがたくさん生まれている。「オランダの勇気」もそのひとつ。
英語では「オランダの……」という形容詞は「ダッチ」(Dutch)である。で、このダッチのつくことばには、悪い意味の表現であるものが少なくない。
英語で勇気を「カリッジ」という。これが「ダッチ・カリッジ」となると、酒でつけた元気、真の勇気にはほど遠いこと。
「ダッチ・ランチ」「ダッチ・サパー]が費用持ち寄りの割り勘の昼食、夕食。「ダッチ・マン」はオランダ人だが、イギりス人が「それがほんとうなら首をやる」といいたい場合には「オレはオランダ人だ(アイ・アム・ダッチマン)」といった表現をする。「トリート」は、他人におごることだが、「ダッチ・トリート」となると、オランダ式のおごり方、つまり割り勘という意味をあらわす。「ダッチ・ぺイ」ともいう。「割り勘にしようや」は、筒単に「レッツ・ゴー・ダッチ」で通じる。「ダッチ・アンクル」(オランダのおじさん)が、ロうるさい、きびしすぎる人。「ダッチ・ワイフ」(オランダ妻)。が竹夫人。竹夫人とは、籐か竹で編んだかごで、暑い地方の人が夜寝るときに抱いてねる道具。そうすると涼しくて気持がよいものらしい。味気ない妻の意か。
イギリス人は、フランスにも矛先を向けている。英語で「フランス式のいとまごい」というと、主人や主催者に無断でこっそり中座したり、帰ってしまうこと。フランスも負けてはいない。途中で断わりなしに退席してしまうのを「イギリス流に立ち去る」という。性病を英語で「フランス病」、フランス語では「イタリア病」と書く。男たちのこの稚気。
【来客紹介】 |
2名 |
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【出席報告】 |
25年1月18日(第529回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
31名 |
2名 |
23名 |
6名 |
78.57% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕
1)ロータリーの友(1月号) 2)月間地区出席報告(11月分)
3)第7回理事会報告 4)「東京2020オリンピック・パラリンピック」招致推進ピンバッジとリーフレット
〔回覧資料〕
1)大阪交通災害遺族会「パンジーだより」 2)日本ロータリー親睦ゴルフ大会のご案内
3)「ロータリー世界平和フォーラム広島」申込のご案内