■会長の時間
【天才とは1パーセントの霊感と99パーセントの汗である】
アメリカの生んだ偉大なる発明王トマス・エジソンのことばである。数々のすぐれた発明に心をうたれた人々は、その天才的霊感のすばらしさをしきりに称えた。するとエジソンは「天才とは……」といって答えたという。確かに、トマスの発明は、ある日突然のひらめきによって生まれてきたものではない。「エジソンの不眠隊」といわれるくらい集中的な実験が繰り返された結果である。
トマスは、実験室でよく徹夜をした。ある朝、夜どおし続けられた実験で疲れてしまったのだろう。つい居眠りをしてしまっていた。そこへ助手のひとりが朝食を運んできた。その助手はいかにもアメリカ人らしい、いたずら好きの人物だった。これはよいチャンスとばかり一仕事たくらんだ。
助手は、自分の食べた空の皿やコップを盆の上にのせ、トマスのわきにおいた。しばらくしてはっと目をさましたトマスは、目の前にある空の皿やコップを見て、自分は朝食をして満腹したので居眠りしてしまったのだと勘ちがいして、そのままさっそくまた実験にとりかかった。
仕事や実験、研究への熱中ぶり、集中度を語るエピソードは、トマスの場合、数えきれないほどある。
ある日、トマスは税金を納めるために、税務署の前にできた長い列に加わり、順番がくるのを待っていた。が、トマスの頭は税金のことではなく、いま続けている研究のことでいっぱいだった。時と場所を忘れて考えていた。ようやく順番がきて、名前を呼ばれたのに返事をしなかた。たまたま近くにトマスを見知っている人がいて、
「あなたの名前はトマス・エジソンではありませんか。呼んでいますよ」 と注意をうながしたが、トマスは
「ええ、どこかで聞いた名前ですね」 としばらくぼんやりしてから、やっと
「あっ、それはわたしの名前だ」と思い出したという。そのときの経験を「ほんの二、三秒の間だったが、命を取るぞといわれても、あのときばかりは自分の名前がどうしても思い出せなかった」と、そうあとで書いている。なんとも驚きいった集中力ではないだろうか。
大きな仕事を成功させるためには、トマス・エジソンにみられるような努力、絶えまのない仕事への集中が必要なのである。
「天才とは努力である」
「天才とは強烈なる忍耐者である」
などなど、すぐれた業績を残した人々は自らの成功をこのようにいっている。たとえ、ささやかな能力しかない者でも、忍耐と努カを適性のある仕事にそそげばかならず成功する。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
24年8月31日(第513回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
29名 |
2名 |
21名 |
6名 |
77.78% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕
1)地区大会のご案内パンフレットと申込書 2)USJ例会のご案内 3)例会変更のお知らせ
〔回覧資料〕
1)他クラブより例会変更のお知らせ(千里メイプルRC)