「ロータリアンとして何をすべきか」 岡部 泰鑑 直前ガバナー
皆さんこんにちは。
ガバナー在任中は、大変お世話になり、また地区活動にご協力下さり有難うございました。
今年度も貴クラブにおかれましては、秋山ガバナー補佐を始め地区社会奉仕・災害支援プロジェクトに川上会員が協力下さり有難うございます。
過日、秋山ガバナー補佐より卓話の依頼を受け、本日参上いたしました。 卓話内容については、お任せと言うか「ロータリアンとして何をすべきか」と言う所を厳しくお話し下さいとおっしゃったのですが、私自身、いたっていい加減な者ですから言語と行動が相反する事を先ず持ってお詫びしておきます。
さて、皆さんはロータリアンの三大義務をご存じですか?
1つ目、例会に出席すること
2つ目、RIの人頭分担金を支払うこと
3つ目、ロータリーの友を購読すること
これがロータリーの三大義務です。 今日はこれを中心にお話しいたします。
昨今、地区内のどのクラブも例会出席が大変悪うございます。
私が入会当時は地区内のどのクラブも、ほぼ100%でした。 ましてメイクアップ期間は例会欠席の前後一週間でした。 今は前後二週間となり、さらに理事会・情報集会・協議会・フォーラムなどもメイクアップにカウントされています。 こんなに緩くなったのに何故100%達成できないのでしょうか?
ひとつ考えますに、入会勧誘・新会員の教育にあると思います。 しかし縁あってロータリーに入会したのですから、やはり例会出席の義務を全うしなければ真の会員とは言えません。 そして、また真のロータリアンは生まれません。
そこで、どうすれば良いか考えてみましょう。
まずは、例会を楽しくすること。(自分自身も含めて) 例えばどんなことでも良いから話しをすることだと思います。
そしてもう一つはメイクアップに出かけて下さい。 新しい出会いがあります。
36才のポール・ハリスが「都会は無性にわびしい」「信じ合える友人が欲しい」そんな所からロータリーは生まれました。
質の良い選ばれた職業人が集まって定期的に会合を開く。 同業者が多く集まると、どうしても利害関係が生じて、親睦が阻害されるので、一業種一会員制とした(息抜きの場) この原則は100年以上経った今も基本的には守られている。
メイクアップの素晴らしさは
1に、楽しい発見がある(卓話)
2に、美味しい食事がいただける
3に、仕事の関係が生まれる可能性がある
4に、友人が出来る
5に、情報交換が出来る
自分の考えによっては、まだまだ広がっていきます。 この素晴らしさを唯一独占出来るのがロータリーです。
この素晴らしい所!私は人間形成の場だと思っています。 素晴らしい職業人が週1回の例会に出席し語り合い、心が磨かれ、自らの境地が高まり、論理的に向上していく、クラブ奉仕(親睦)そのものが例会です。
先輩ロータリアンが出席を喧しく言うのは、例会に出席して、お互いに感化しあい、自らを向上してく場があるからです。
1915年度RI会長アレン・アルバート氏は『ロータリーとは倫理観を高めることを目的とする運動』すなわち単なる「奉仕団体」や「寄付団体」ではなく『実力の涵養と人格の形成、これがロータリーの真の目的である』と言われています。
さらに我々がよく知っております米山梅吉翁は「例会は人生道場、切磋琢磨して自己研鑽に励む貴重な修練道場である」
例会場は「入りて学び 出でて奉仕せよ」とあります。
まさに、三大義務の中のひとつ、例会出席こそロータリアンのすべき一番大事な事と思います。
そこに楽しくも重みあるクラブ、そんなクラブに入会したいと思う方の出現、自他共に向上することこそ、今求められている所と思います。 ご静聴有難うございました。