■会長の時間
この度の東日本大震災で被災された皆様、また被災地に所縁の深いご関係の皆様に心からお見舞い申し上げます。

養護施設の子供達の絵日記（感想文）や集合写真・班毎のスナップ写真を編集した『第9回ロータリーXmas in USJ』冊子も完成し当日参加の他9クラブへ御礼のご挨拶に幹事とともに回っておりますが、例会進行や雰囲気に特色があり非常に勉強になりました。
和気藹々とした一体感のまとまりは当クラブが一番だと改めて感じましたが「取り入れてもいいかも」と思ったことをご紹介します。
例会点鐘後に会員同士でお互い握手をするクラブがありました。夕方6:30開始のクラブでビジター訪問はめったなく、当然当日もビジターは我々二人だけでしたが、「ようこそ」「こんばんは」と互いの目を見て挨拶、握手をしたことで、一気に打ち解けられました。
メーキャップでビジター訪問すると、（訪問先の顔見知り会員との挨拶は別として）隣同士（ビジター）や同じテーブル同士で会話をする程度で、「単に食事をするだけのメーキャップ」感が否めず、距離があります。またホームクラブであっても、例会を重ねるうちにどうしても座るテーブルが偏り、30人前後であっても話をしないまま例会終了ということも多くあり、「誰が出席して誰が欠席か」あまり意識していませんが、お互いに目を見て握手、挨拶することでより一体感が生まれると感じました。ということで試しにやりましょう。
（語弊がありますが・・）流れ作業のように（意識せず）漫然と握手を交わしていると（以前に名刺交換したか忘れてしまうのと同じで）「あれ？さっき握手したかな？」と「何度も握手」になりますので(それはそれとしてアリ)「脳フル回転」「全員と握手」を意識しましょう。　
また英語のロータリーソングを歌っているクラブもありました。短いフレーズなのでこちらもいずれ覚えましょう。

まだまだ被災地復興は時間がかかりますが、14000食分の食材・機材をトラックに搭載した石原軍団が石巻市に到着し、昨日14日から 20日まで1週間の炊き出しを開始しました。阪神淡路大震災直後に芦屋で炊き出しを行って以来2度目ですが、炊出自体は名物行事として40年以上続いています。（石原裕次郎の言いつけを守り豚汁は必須メニュー）、浦安の東京ディズニーランド（TDL）も本日より営業を再開しました。地盤の弱い埋立地では液化現象の被害が多数でており、TDL周辺の浦安も例外ではありませんが、液化防止対策としてSPC（サンドコンパクションパイル）工法で建設のTDL内は（一部駐車場を除き）全く被害が出なかったそうです。この工法は、軟弱地面に砂質土材料を振動または衝撃によって圧入し、その砂柱の排水作用によって締め固め、圧密効果が高まり液化現象を防止する地盤改良です。TDL再開は過剰自粛ムードからの転換を印象付けましたが営業を続けているUSJも被災地（東松島）へスタッフをボランティアとして募集派遣したり、支援物資を直接もっていくなど活動しており、（子供達に笑顔を届ける為）キャラクター慰問も検討中のようです。ハード面だけでなくメンタルケアのことも今後考えていかなければなりません。瓦礫に埋もれた写真やアルバムを丁寧に洗浄し仕分けしているボランティア活動がメディアで紹介されていましたが、思い出を一瞬で失った被災者にとって非常に嬉しい意義のあるものです。義援金や支援物資はどんどん集まっていますが、仕分けの手が足りていない状況です。ロータリーとして義援金以外にも何かできることがないか、ボランティアの方法も含め長期的な視野で今後も考えていきましょう。

秋山　千尋　＝会員候補者の大輪さんを私の代わりに高野会員に面接して頂きました。さて、入会させて頂けるか？
花谷　尚嗣　＝日本が大変な時、年度末の忙しい時に父の社葬式にはクラブの皆様には大変お世話になりました。
　　　　　　　　　ありがとうございました。
小林　知義　＝肋骨の骨折も少しづつよくなってきています。岩手・宮城・福島もそうなってほしいと願っています。
森本　良嗣　＝通り抜け、昨日から始まりましたが、今日は昼から生憎の雨ですね。
鈴木　正明　＝昨日まで良いお天気でした。
高野　幸雄　＝玉置さん、卓話がんばって下さい。
玉置　栄一　＝球春が少し遅れてスタートしました。寒いこともありますが、何か楽しめない自分を感じます。
豊島　秀郎　＝今日は雨だそうです。

１．東日本大震災から立ち直るための課題
今回の震災は、津波と放射能問題がクローズアップされていますが、団塊の世代（昭和22年から26年生まれ）が、老齢化層に突入する時期と復興時期とがかぶり、日本の国力の衰退期に過酷な負担になってしまうというハンディがあります。そのため、10年というスパンでの復興でなく、迅速で範囲を限定した方策を検討することが喫緊の課題と考えられます。
２．東日本大震災の経済的影響
震災で物理的なダメージを受けた企業は既に重大な経済的苦境に立たされています。一方、復興特需で潤っている企業もありますが、この特需はあくまで一時的なものであるため、製品等の供給が一巡すると、リバウンド減少が生じます。そのため、課題設備や過剰在庫にはくれぐれもご用心を。一時的な特需で浮かれた企業は、急降下するケースがよく見受けられます。
逆境を耐え忍んだ会社に幸いあることを祈念したいものです。　
３．経済ヤクザが暗躍するとき　
業績不振に陥った会社にはハイエナ、ハゲタカが群がってきます。窮境企業状況の情報は、アングラ社会では共有されているような気がすることがよくあります。
全国暴力団追放推進センター作成資料によれば
　◎暴力団の構成員の状況
　　平成12年度　構成員43,400人､準構成員40,200人　合計83,600人
　　平成21年度　構成員38,600人､準構成員42,300人　合計80,900人
　◎寡占化する暴力団　
　　平成2年度　 山口組(29.7%)、稲川会(9.4%)、住吉会(9.3%)､その他(51.6%)
　　平成21度　　山口組(45.0%)、稲川会(11.6%)、住吉会(15.8%)､その他(27.6%)
　◎不透明化する暴力団
　　暴力団事務所から代紋・看板を撤収、名簿等に構成員の氏名を記載しない
　　代紋や組織の名称入りの名刺を使用しない
　　企業活動(表の経済活動)へ移行⇒政治活動や社会運動を仮装・標榜する事例も
といったことが紹介されています。
当たり前の話ですが、うまい儲け話はありません。額に汗して､創意工夫を凝らした企業が競争に打ち勝っていくということを忘れないでください。会社に隙がなければ、暴力団の介入余地はありません。公明正大に事業を展開することが肝要と考えます。