■会長の時間
皆さま、こんにちは。本日は、当クラブが継続事業としている、ケアプラス基金の説明と先週、海の子学園 後援会 「うみっこ基金」の事業報告、決算報告がございましたので、共有させていただきます。
●ケアプラス基金設立の経緯目的
当クラブが長年、ロータリーXmasを通じて関わってきた児童養護施設(海の子学園・田島童園)では、施設に在園中の児童に対しては、経費を使うことは出来ますが、卒園生に対しての予算は割くことができないのが現状です。
18才で施設を卒業し社会に出て行く卒園生、社会に出て失敗や挫折を繰り返す過程で、施設を頼ってくる卒園生に対し、何とか独り立ちできるための支援をしてやりたいという、施設の先生方の気持ちに応え、当クラブ15周年事業として設立された基金です。
●ケアプラス基金の状況
ケアプラス基金の受け皿となるそれぞれの施設の『後援会』の設立準備に時間を要し、2019~2020年度より本格的な運用が開始されました。後援会は、当基金だけではなく、うみっこ基金の場合ですと、個人一口2,000円、法人団体一口 10,000円として、広く継続的に寄付を受付けています。ケアプラス基金の支援金額ですが、初年度は各施設に30万円、翌年からは10~20万円を毎年継続的に支援することにしており、今年度も両施設の後援会に各15万円の寄付を行っております。
●ケアプラス基金の使途・収支報告
1.子どもの自立支援のために活用する
2.子どもの生活環境の変化に対して支援する (入学、就職、結婚、出産等のお祝い)
3.その他、子どものためになると判断されることに活用する
収支については、各後援会より、毎年6月末に1年間の収支を報告していただいております。
続いて、海の子学園 後援会「うみっこ基金」の事業報告、決算報告の報告をさせていただきます。ケアプラス基金以外に、個人、法人、団体から賛同を得て寄付が多く集まり、支援の輪が広がっておりおます。今年度は、大きく3つの支援に支出されております。
(1)お祝い金
・成人の日お祝い 卒業生9名 ・出産祝い金 卒業生2名 ・結婚祝い金 卒業生1名 ・就職祝い金 5名
(2)進学支援金
海の子学園から大学などに進学した児童に支援を行う、この事業については、今年度3名に児童に支援しました。
(3)緊急支援金
①学園から自立した児童で、緊急的に支援が必要な児童に対して行いますが、今年度は 1名に対して支給しました。
②「うみっこ便」の支援
これは、卒園した児童に、お米やお菓子などを大きな段ボールに詰めて送る支援です。園が親代わりになって、学園を離れて
頑張っている卒業生を応援します。今期は、ゴールデンウィークやお正月前に、合計150個を贈りました。
今まで、うみっこ基金がなかった時は、卒園生が困っても支援する予算がなく、学園を出たら、つながりが途絶えていたそうです。この基金設立のおかげで、色々とつながりができて、卒業しても、結婚、出産したら、園に報告に来てくれたり、うみっこ便が心の支えになっており、困ったときに、いつでも園に頼れる関係性ができていることは、とても素晴らしいことだと思いました。
基金は年々貯まっていますので、次年度からは、お祝い金の金額を上げて行ったり、お祝い以外に慶弔にも予算をつけり、本当に困っている子供たちに十分な支援が届くように支援内容、支援金額も増やしていく方向になっております。
実際に、先生方、卒業生のお話を聞きますと、ケアプラス基金を通して、園と卒業生の心のつながり、支援の輪の広がりに、本当に素晴らしい支援だと思いますし、今後も継続して、より良くできればと思います。
以上、ご報告でした。本日もよろしくお願いいたします。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
6年6月21日(第986回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
37名 |
0名 |
22名 |
15名 |
59.46% |
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【幹事報告】
メールBOXへの配布資料、メール送信は、ありません。 7~8月の例会出欠表を回覧します。