「当たり前、を疑う」 笹田 隆志 会員
① いきなりVUCAの時代と出ました! 知ってるで、聞いたことあるよっていう人、いますかー?
最近いろんなところで目や耳にするようになりました。VはVolatility変動 です。よく変わるって感じです。Uはuncertainty 不確実です。地球の自然や平和が保てるのかどうか?Cはcomplexity 複雑です。ウクライナ戦争、ガサ戦争、元をたどれば極東に進む私たちには、縁遠く奥が深くて複雑です。Aはambiguity 曖昧です。
②なんで今ブーカ?なん?
サラリーマンだった昭和50年代、60年代は、残業当たり前140時間。休日出勤出勤、当たり前。転勤当たり前、学校の転校を当たり前。でもネット、新聞、コマーシャルはこれまでとなんか違うなーと、漠然と感じることがいっぱい。そんなことも、なんとか生き延びてきた延長で、日々の生活や仕事は、これからもやつていけそうー。でもそれでいいのとある人が問題を投げかけてくれました。それをきっかけにこのことについて話し合ったり、若い人たちに取材をすることを通じて、これを意識していくと決意して、今日の話のテーマにも取り上げました。ということで後16枚、できるだけ私の身の丈でお話ししますので、しばらくお付き合いくださいね
③時代確実に変化。ビジネス環境、DXの波
私の話です、パソコンやタブレットの操作がおぼつかない、つい社員さんや周りに尋ねたり、もっと悪いことに丸投げで任せてしまいます。若者の心の変化についても、特にこれまで意識もせず、知ろうともしませんでした。
④時代の変化、DX、若者の心、社会
今までのやり方で何とかしのげる、そう思ってやってきました。応用動作や小手先でちょっとまとめる。降りかかる変化は肌感覚でわかっていても、何とかこなしていけると思い込んでいます。なんで、このままが楽やからです。でも迫ってくる現実は悠長に待ってはくれません。例えば、スケジュール管理はスマホアプリで、面談や会議でオンライン。生保損保会社もペーパーレス、タブレットでリモートで手続き。業務委託契約など、様々な契約も上ではなく電子化。これまでの資料、契約書控えや事故歴などは全てクラウド保存。資料はメールにPDF添付して渡し、受けたPDFをパワーポイント化して、プレゼンになどなど身の回りをあげればキリがありません、もう目をつぶってやり過ごすことができなくなりました。
⑤そこで冷や汗、脂汗をかいて時代と向き合う覚悟を決めました。
仕方なく〜、やむにやまれずですが、プロデューサーの仕事で使いこなしてるある人からの強い後押しがありました。
⑥前置き終わり本題で、これまでの当たり前を疑う事から始めました。
当たり前を疑う?でも、大阪の人は、無意識にこれまでそれをやってきました、なんでやねん?!
⑦過去の成功、実績、経験、この先に当たり前があります。でも年功序列、今や死語経験が幅を効かす、成功が立場と身分、これらも古めかしい感じがしないでもありませんでもその地位と名誉を傷つけることではないんです。
⑧そえ、過去の否定と違うんです。時代の変化の話なんです。
⑨みの周りにある当たり前、実は気がつきにくいです。
なんで?問題がない、うまく行っている、明日も今日と同じ、フメールた電話で注文入ってくる、明日も機械は動いてくれる、バスが来てくれる、JRが動いてくれる、スイッチすれば電源が入る。当たり前すぎて、見えてても意識に入ってこないんでしょうね。
⑩では私の周りにある当たり前、意識してみました。社員さんがお掃除してくれる。社内が和んでる。ビル清掃が行き届いてる。会社に行けば明かりがついて開いている。お客様対応が滞りなく進んでいる。他にもこんな当たり前が私の周りには無数にありました。
⑪でも変わってます。例えば、親睦するなら飲み会、いいですねー →でもそれって仕事ですかー?っていわれる?
ミーティングは会議室で、 →ぼくいないっすー。 重いカバン、資料がびっしり詰まっている →すいませんそれデータでもらえますかー。どうもはじめましてと名刺こうかん →スマホでデジタル名刺交換
⑫古い流儀で育ってきたから変えるのは大変です。できれば、このままで変えたくないです。
⑬例えば、よく言われてきたジヨウイゲダツ、ほうれん草、これは下から上への一方通行でしたね。そこで若い人に聞いてみました。平成7年生まれ、27歳の若者像です。20年前と比べてビックマック250円が500円、ディズニーランド、USJ 5500円が10,900円、ガソリン106円が186円、一方で、年収平均が4,200,000から4,400,000円、ただし中央値はもっと低いそうです。あおりではないですが所得はあがりませんそこに消費税もあって、かれは強い危機感を持ってお金の心配をしています。このままでは不幸にならないか、そしたら副業できないか、そうや転職を考えよう!例えば、周りは結婚式ラッシュですが、婚約指輪が月給3ヶ月、出来ないかわりにネックレス、結婚指輪も五万円ていど新婚旅行をするしない、するなら、海外ではなく、国内手頃なところで。また仕事の場面でお客様からお土産を頂くケース、上司の手を空けようとカバンを預かったらいいのか、そうしたら咎められるのでは。謝罪の場面、パソコンを開いて議事録したほうがいいのか、客の言ってることを聞いたほうがいいのか。アポイントや所要の連絡は電話か、メールかsnsがいいのか?どれをとっても注意されたり、怒られたりで、若者たちは大変迷っているようです。
今の若者は連絡先の交換はしない。SNSでつながって、それから連絡先を必要に応じて交換する。ほうれん草が必要だとわかっている。いつでもディスカッションしやすい空気、いつでも言っていいよって言う空気を好む。逆に言うと怒られたくない、理不尽な怒られ方をしたくない。そうなると、相手に対する尊厳がなくなり、覚めてしまう。
⑭若者が希望するのは、やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。27歳の若者の口から、これは東郷平八郎の言葉なんですと聞いて、すごいびっくりしました。実は山本五十六です。何を言っても怒られる、説教させる。大人の側にもひょっとしたら責任がある、言いやすいからすぐに言い込めてしまう。
⑮では、先頭ランナーとされる企業で、私がある人から聞いてびっくりした事例です。ティール組織、アメーバとも言つて全メンバーで意思決定します。社長から新人に語りかける、1番話す機会を与える。過去を知らない方が強み、若い人に基本任せます、やり方が正解かどうかは分かりません。アウトドアのパタゴニアの例です。
給料は自己申告、お給料400,000円、私そんなにいらないです。これは隠岐島あま町の珍しい事例。でも、若者は給料は落ちてこないと知っている。仕事の価値が社会に、客観的に見てもらって、売り上げ利益につながる、その価値を見て決めて欲しい。人事部長に決められたくない、本心です。社員の希望をどこまでも受け入れる。言い出したらキリがないともわきまえているんです、どの意見も大切に扱つて、会社をみんなで支えます。これはサイボウズの例です。
ソーシャルビジネスだけで売り上げつくる。ヒカキン、YouTuberが売り上げ100億が現実。ボーダレスジャパンの例です。
⑯会社の悪口、上下関係、会社に雇われる、これはもう言うまでもなく、過去として語られます。
⑰左は入社してよろしくお願いします。お辞儀をして会社に入ります。右は全員が一体となって会社を支えます。
⑱柔軟発想、会社延命、自分を変化させる。昔は銀行、公務員が安泰と言われた、否定はしないけど今後はどうかと言えば、ゲームe認識していて、その課題を意識して、コマにとどまらず、自分で生み出す気持ちある、全員社長の気持ちで。社長は方向性、目的を明確に出して、その上で皆で分担すること。若いからあなたはコレはダメ。発言を取り上げてくれるか、それとも無視されるか、だから転職を考える。決めつけないでね。考えてるよ。
自分で当たり前を疑うことと、若い人の話を聞く事が、変化に対応するヒントになる、と私は今回の作業を通じて強く感じました。果たして皆さんはいかがでしょうか?
スクリーンの作成、話し合いでたくさんヒントをもらった奥さんに感謝して、私の発表以上で終わります。ありがとうございました。