「国際奉仕について」 中根 三恵子 会員
昨年度より出向している2660地区の国際奉仕委員会の活動を報告させて頂きます。
そもそもロータリークラブの活動基本である5大奉仕とは
①クラブ奉仕 例会運営 ②職業奉仕 ③社会奉仕 ④国際奉仕 ⑤青少年奉仕
であり、これら5つの奉仕部門を通じて、地域社会や海外での奉仕活動に力を注ぐ事を基本理念とします。
我がクラブでは、第四部門を除く奉仕については活発に活動しているので、残すは国際奉仕事業だけと思われます。内容としては、文字通り国際的なプロジェクトでボランティア活動を行ったり、海外のパートナーとの協同活動を通じて、国際間の理解と善意と平和を促進するために活動する事ですが、昨年度、我がクラブが何をしたかご存知ない方がほとんどではないでしょうか。
我がクラブには、約10年前から数年かけて2014年に正式調印にいたった姉妹クラブ、『台北華山ロータリークラブ』があります。
その海外パートナーと、資金提供を行う事により相互の奉仕活動に協賛するという協定を締結しており、台湾からは当クラブの社会奉仕事業であるロータリークリスマスに、当クラブからは台北華山RCが行う社会奉仕事業や国際奉仕事業に協賛しています。
その活動内容は様々で、台湾の女児養護施設へIT機器を提供したり、米国の低所得貧困家庭児童の識字率向上PJであったりと国内外問わず多岐にわたります。我がクラブの昨年度の国際奉仕事業は、台北華山RCが行った「台北の貧困層への職業再訓練プロジェクト」ということになります。
我がクラブでも単独で行える国際奉仕事業を今後は模索していけたらと思いますが、今現在は、コロナ禍で現地に赴くのも困難な状況にあり、なかなか思うような活動が出来ていないクラブも多いと聞きます。そのような状況を背景に、地区の国際奉仕委員会では、全79クラブが一体となって国際奉仕活動を行おうという動きを提唱しています。
一つは堂島RCが中心となり、アフリカ・コンゴ民主共和国のスラム地域の子供たちに、ミシンやパソコンを送り生計を立てる手段を教授、支援する事業。
もう一つは、日本にいる留学生がバイトも出来ず、生活困窮者が多い現状を解決するために夕食代の補助行う事業。これは大阪リバーサイドRCがホストクラブを引き受けました。
我がクラブでは、理事会にて10万円を拠出することに決定致しました。
全79クラブが纏まれば資金規模もかなり大きくなると思われ、より大きな人道的、教育的支援プロジェクトとなり、世界平和と相互理解が更に進むことを祈念しています。