■会長の時間
朝晩はめっきり冷え込み秋を通りこして冬本番といったところですが、日経平均株価の方は冬の終わりを期待させる1万円の大台を昨日5ヶ月ぶりに回復との明るい兆しがありました。円高で苦しめられた大手輸出企業も元気を取り戻し、海外マネー流入により日本経済が再び活性化されるのを願いたいです。(当社の輸入はドル・ユーロetc現地通貨、輸出は円建てなので行き過ぎた円高の恩恵は大いに受けていますが・・・)株価大台回復が一時的なものでなく、続伸での回復再生を祈りましょう。
人間の体にも回復再生は重要なので、本日は再生医療の話を簡単にします。1998年米国科学雑誌「サイエンス」に「ヒトES細胞の取出し成功」との論文が掲載されました。ES細胞は、人体のすべての細胞に変化できるおおもとの幹細胞です。近年、培養技術、分子細胞学、生体組織学、遺伝子工学の発達によって、ほぼすべての組織・臓器の再生が臨床応用を目指して研究されていますが、国の制約もあり、実際に目にできるものは皮膚、軟骨、血管etcに限られています。その他の研究対象の組織・臓器については、将来的な実用化を目指し、①対象となる細胞に変化(分化誘導)させ体内に細胞移植②対象となる組織・臓器に分化誘導因子を注入して、細胞を増やすという2つの手法が主体です。 (※ 他人の臓器を埋め込む臓器移植とは違います)
人体の不思議メカニズムはまだまだ解明されていないことも多いので、将来的には、別の方法③自分の骨髄から取出したES細胞を2ヶ月程培養増殖させ、直接血液注射することで、かってに患部(悪い細胞)に到達し、修復再生するようになるかもしれません。そうなればバイパス手術なしで、自己治癒により血管が再生したり、癌細胞が死滅し正常細胞に代わるようになるかもしれません。
身近な化粧品分野でも「肌再生・修復・アンチエージング」は大きなテーマです。美容大国韓国ではやっている「かたつむり粘液」配合の化粧品やフェースマスクetcを薬務課・厚生局に今夏登録して販売開始いたしましたが、当初ストレートな「かたつむり」表現か「スネール(英語:かたつむり)」のソフト表現かで社内でも意見が分かれましたが、蓋を開けて見ると、TVや雑誌でも取り上げられ、最近は「多様性生物コスメ」の新語が女性誌に特集されるなど「かたつむり粘液」そのままが受け入れられていることに驚いています。女性の美への追求は世界共通でスゴイと感じた今日この頃です。
こうした化粧品であれ医薬品分野であれ、普段の食事や生活習慣、健康食品であれ、「若返り」の要素や情報は氾濫していますが、真の情報を見極め自分に適した方法の「アンチエージング」「若返り」「健康」を意識したいものです。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
22年11月19日(第436回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
27名 |
1名 |
21名 |
5名 |
80.77% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕 1)第5回理事会報告 2)「2010~2011年度のための地区協議会」記録冊子(出席義務委員長に配布)
〔回覧資料〕 1)ハイライトよねやま129号