■会長の時間
先般、「堀川敬愛慰安大会」が催された時に、当クラブ小山田会員が社会奉仕の一環として得意のマジックを披露され、年配の参加者に喜んで頂いたとの事です。
年を重ねると物忘れがひどくなりますが、幼少のころの思い出は今も忘れずに確実に残っています。誰もが知っている日本の歌の代表格が文部省唱歌『故郷(ふるさと)』ではないでしょうか。以前、夜例会に参加いただいた扇町総合高等学校の吹奏楽部演奏の『故郷』は未だに耳から離れません。そんな『故郷』について調べてみましたので皆様も幼少期を思い出して下さい。
歌の誕生は1914年(大正3年)尋常小学校6学年用で発表されましたが、長らく作詞・作曲者が不明でした。
昭和40年代に同定され、1992年(平成4年)からは音楽の教科書に両者の名前が記されています。
作詞:高野辰之(長野県中野市出身)・・・地元に歌碑がある 1876年~1947年
作曲:岡野貞一(鳥取県鳥取市出身)・・・地元に歌碑がある 1878年~1941年
歌詞に出てくるウサギ追いし”彼の山”は高野辰之の故郷にある大平山、熊坂山、また、小鮒釣りし”彼の川”は斑川であるとする説があります。川にかかる橋の欄干にはメロディパネル(鉄琴)が設置されており順番に叩くと『故郷』のメロディが演奏できるようになっています。ちなみに同地は童謡界の巨匠・中山晋平の出身地として有名で、中山は「シャボン玉」「背くらべ」「あめふり」など広く知られている童謡や「東京音頭」などの民謡も手掛けている名作曲家です。ある時、小学校低学年の女の子が音楽の教科書でひらがなの歌詞を見て「うさぎ美味しい」彼の山って何処ですか?と聞いたそうです。私も子供のころ『赤とんぼ』の歌詞で「夕焼け小焼けの赤トンボ負われて見たのはいつの日か?」とありますが、「追われて見たのはいつの日か?」と勘違いして意味不明の謎が続いた記憶があります。
またこの歌は、北朝鮮による日本人拉致被害者事件の支援者団体が開催する集会の最後に、早期帰国を願って参加者全員で『故郷』を歌唱する事が通例になっているようです。拉致被害者の早期解決を祈るばかりです。
【来客紹介】 |
2名 |
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【出席報告】 |
1年9月27日(第821回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
39名 |
2名 |
20名 |
17名 |
54.05% |
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