「広報委員会より」 高野 幸雄 会員
先に開催されました「国際ロータリー第2660地区 クラブ広報委員長会議」に出席しましたので、内容を報告いたします。
【プログラム】 日時/2010年9月25日(土)13時30分~16時00分 場所/薬業年金会館 司会/委員長 片山 一歩
1.開会・出席者紹介 司会
2.開会挨拶 (ガバナー) 松本 新太郎
3.「ロータリーの友 について」 (ロータリーの友・地区代表委員) 井川 孝三
4.「2010-11年度地区広報について」 (地区広報委員会委員長) 片山 一歩
5.「テレビ広報について」 (テレビ大阪株式会社) 佐藤 寛 ・ 杉原 哲佑
6.「新聞広報について」 (地区広報委員会副委員長) 中島 武
7.バズセッション各テーブルリーダー
8.質疑・応答
9.講評 (ガバナーエレクト) 岡部 泰鑑
10.閉会 司会
《報告内容》
先ず 司会より出席者紹介(出席者一覧参照)の後、松本ガバナーより開会の挨拶がありました。 続いて、
3.「ロータリーの友について」 井川地区代表より・・
・ロータリアンとして、「例会出席」「会費納入」「ロータリーの友購読」は義務である。
・日本では、1593年に地区情報の共有を目的に発刊され、1980年にRIより地域公式冊子として公認され、1980年には社団法
人 ロータリーの友事務所として法人化された。
・RI公式冊子であるロータリーの友には、RI指定記事を掲載すること、内容の50%以上がロータリー活動に関連すること、という制約
がある。
・現在日本国内で10万冊/毎号が発刊され、RI情報や国内外のロータリー活動を紹介している。
・購読率の向上に努めて頂きたい。
4.「2010-11年度 地区広報について」 片山委員長より・・
「会員減少が続く中、その歯止めとしての広報活動には大きな意義がある。
地区内でも 会員減少によるクラブ運営の危機により、来年7月には 住之江・住吉・阿倍野各RCの統合もある。これまでの会員増強戦略を見直すことが必要かもしれない。
『数と質』という根本的に問題に立ち返り、ロータリーのブランド化再構築で『頼まれて入る』から『自ら入りたい』ロータリークラブへの昇華が必要。
5.「TV広報について」 片山委員長&テレビ大阪より・・
(1)告知とブランド広報
・告知広報とはクラブ紹介、奉仕日程の紹介等各クラブが広報するもの。
・ブランド広報とは「高潔な理想や他者に尊敬されるロータリーブランド」を地区やRIが広報するもの。
と仮に定義し、地区としての役割を模索した。
(2)ブランド広報の必要性
・商社会ではタブーでもあるブランドの安売りはロータリーの品格を貶めるものであり、決して 会員増強につながるものではない。
Q-大阪ネクスト等のコンセプトと整合??
(3)ブランド広報の実現を模索
・地区としてはブランド広報施策としてTV広報を検討している。とくに「ポリオ撲滅活動」についてテレビ大阪の制作が興味を示して
いる。ロータリーのブランドイメージ向上をコンセプトとして、
①未来の子供達のため出来る事への気づき。 ②社会奉仕活動団体であるRCの認知度向上。
を目的として「ポリオフリーの世界を実現する・・・」というメッセージ性の高い番組とする。
早ければ来年3月の番組も考えられる。またテレビ大阪30周年事業に絡めても考えられる。 ・・この場合はテレビ大阪からの助成もあり得る。何れにしても30分~1時間番組の制作費・電波料等として1000万~1500万円の費用発生が見込まれる。
・これに対して、地区の広報予算は50万円であり、費用の捻出が懸案。
(4)ブランド広報の継続化
・ブランド広報には継続性が必要であり、一発屋ではならない・・という問題点もある。これについては 今後も審議が必要。
(5)協賛CMの募集等
・費用の捻出方法には色々と案があるが
企業の協賛CMを募集する。1口/100万で10口~15口集まれば可能。
会員寄付を募集する。地区会員全員であれば2000円程度徴収すれば可能。 等々を検討していく必要がある。
何れにしても 皆さまの意見を集約した形で実行できるように 後日 各クラブに案内するので検討して頂きたい。
6.「新聞広報について」 中島副委員長より・・
・昨年度実績としてサンケイ新聞40回掲載、ラジオ大阪8回放送、サンケイ関西(ネット掲載中)
・新聞では個人や個人的活動紹介が限界、クラブ活動の告知等は特定団体扱いで広告行為。
・ただし、サンケイ関西(ネット)では ロータリー活動を継続掲載中、紹介したい記事はガバナー事務所まで。
・現在の地区広報委員会予算は50万円、5万円程度が委員会開催費用、残金でサンケイ関西での掲載維持。→広報の継続化??
7.バズセッション テーブルリーダー/IM5組ガバナー補佐 山田 崇雄氏(北梅田RC)
・ブランドとは社会からの認知が必要。現在どの程度の認知があるのか?
先ずは、その調査が必要・・・世間から見たロータリーとは??
8.質疑応答
・IM5組テーブルからは上記のバズセッションの内容を発表。
他テーブルより
・広報活動の必要性は認識するが、TVでの効果に疑問。またポリオ活動だけでいいのか?
・サンケイ新聞の掲載、ラジオ放送もほとんど聞かれていないのでは?
・NHK報道等により、ポリオ生ワクチンの投与による感染例が問題視されているがいかがなものか?
・費用に関して私企業の協賛はいかがなものか?
質疑回答
・事前調査については必要性を感じる。検討する。
・TV広報の実行の是非については後日の案内による反響も考慮して決める。
・新聞、ラジオについてはロータリアンに聞いてもらうものではない。一般の方々に視聴して頂ければよい。
・日本国内で生ワクチンによる感染例がppm単位で発生している事例は承知している。
しかし、第三国で劇的に効果をあげている事実はあり、活動事体を否定できない。
生ワクチンでよいのか高価な不活性ワクチンにするのかは財団等で議論してもらいたい。
・費用の分担についても後日の案内の反響により検討する。
9.講評 岡部ガバナーエレクト
・会員増強、退会防止のために広報活動が有意に実践されるように。
・TV広報は 地区委員会の一つの案であり、各クラブの意見を聞きながら進めたい。
閉会
【私見】
上記のように地区の進める広報活動に対して各クラブ、各組での意見は様々。 調整には時間がかかるのでは?
個人的には、1000万以上のお金を使って、マスメディアで・・というのは時期尚早の感あり。事前調査含めて、実効性や内容吟味が必要と考える。
また、質疑にあがったポリオに関する生ワクチンでの感染事例については恥ずかしながら知識なく、大きな問題では・・と感じた。