■会長の時間
本日は仕事、ビジネスをテーマに、新春の孫正義さんの記事から、身近に通じる点を見つけつつ、お話を進めたいと思います。
記事の略歴によると、1957年佐賀県鳥栖市に、在日韓国人3世として生まれ、米国留学、起業を経て現在に至る。
1、地球規模でM&Aを通じたビジネスを展開することでソフトバンクが得るもの
日常業務を社員が出来る範囲でこなしている時は単なる作業。全く異なる環境に飛び込み、もう一段の飛躍の為絶対に成功させねばならない使命を背負った時、初めてヒトは大脳が活性化し始める。組織も同じで買収など困難なことに真正面から取り組んでいる時に快感が生まれ、その快感を楽しみ始めると次々と良いアイデアが出てくる。
2、投資の基準と人材の条件
技術が優秀で、ローカルで勝てること。技術が優秀なら世界で通用し、サービスやコンテンツはローカルチャンピオンが強い。だからローカルの正しいリーダーを見つける事が大切。最も大事なのはその人物が情熱とアイデアを持っている事。
3、困難に直面する
解決策が見えない時は苦しい。頭の中で七転八倒し、胃もキリキリ痛む。そういう時はとことん苦しみ抜き、考え抜くしかない。解決案が浮かび実現した時に、初めて心が解放される。実業家として一番の快感を感じる時。
4、解決案を見出す秘訣
経営者が現場と同じ次元、同じ目線で本気でケンカをする。相手が真剣に言い返してきたらかみ合っている証拠。大切なのは現場の一番詳しい人間に聞くこと。中間管理職のまた聞きの報告は無視する。本音でぶつかり合うのが大事で、きれい事だけで物事は解決しない。
5、経営者の共通点
頭の良い人や商売の才覚をもった人はいっぱいいる。でも成功した人に共通するのは、高い志を持っている事。それはどの時代も同じ、志がないと命懸けで一緒に旗を揚げようという同志は集まらない。
孫さんが最も大した経営者に挙げる人が、アップル創業者のスティーブ ジョブズ。私が映画の中で見た彼は最先端を走りつつも、相当な変人として扱われていました。
孫さんのお話から得たヒントは二つ。考え抜くことを習慣にする。もう一つは何事もきれい事で済ませず、本音、ありのままを心掛ける。こうしたエッセンスを少しでも自分のものにする努力を続けながら、ビジネスを通じて自己実現に向かって進んで行きたいと思います。有難うございます。
【来客紹介】 |
1名 |
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【出席報告】 |
28年1月22日(第661回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
35名 |
1名 |
21名 |
13名 |
61.76% |
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【幹事報告】
〔メール送信〕
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