「トップセールス名言10選」 斎藤 清貴 会員
世に出回っている営業マニュアル(書籍)はどれも首を縦に降れるものはありません。
セールと言っても訪問・店舗、BtoBなのかBtoCなのか、商品かサービスか
非常に幅広く 分野によっても異なるからです。
そして何よりもセールスの対象は人だからです、「セールスに王道は無し」と言われるのはその所以です。
面白い資料が有りましたのでご紹介しますが、鵜呑みにせず、
トップセールスの考え方 進め方を知り参考にして頂ければ幸いです(斎藤)
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トップセールス名言10選 横山信弘 (経営コンサルタント)
(1)「間に合っています」が見込み客のサイン
最初に紹介するのが、この名言。いいですね、この言葉。お客様から「間に合っています」と言われたら、普通なら尻込みしてしまうものですが、トップセールスは「この人は見込み客だ」と思うのだ、というのですから。なぜトップセールスたちはそのように認識するのか、解説していきましょう。
「選択的認知」という言葉があります。人間の脳は、すべての事柄を認知するとパニックになるため、自分の関心があることにのみ焦点を合わせるようにできています。つまり認知プロセスにおいて、無意識のうちに知覚するものを選択しているのです。
新規開拓で最も気をつけなければならないのは「ラポール(信頼関係)」。まだ営業に対してラポールを覚えないお客様は、営業が話している内容を認知していません。つまり「聞いていない」ということです。「できない営業」は、そのことを知らず、どんな商材なら相手は関心を持つかとばかり考えています。ですから「ネタがないとお客様のところへ行けない」などと言いはじめるのです。
[営業ステップアプローチ ラポールアップ :顧客の警戒心を解く]
[世間話(きどにたてかせし衣食住)共通点を探す 経営者の自慢苦労話を聞きだす]
つまり、馴染みのない営業が来たら、お客様はついつい「間に合ってます」と言ってしまうというだけの話。すでに他社と取引をしているので、そこに割って入ってきて欲しくない、ということ。「間に合っています」という言葉がお客様の口から出た、ということは、他の取引先と「ラポール」が構築されている証拠なのです。
[信頼関係で取引するお客様だと言う証拠]
反対に「間に合っています」と言わず、「ちょうどいいところに来た」というお客様もいます。100社、200社、訪問したら、1社ぐらいは遭遇するでしょう。「トップセールス」たちは、お客様に断られることを前提にして営業活動をしています。そのため、このようなお客様に対しては逆に警戒心を持つのです。お客様が「ラポール」などといった感覚的なものにとらわれず、商材のスペックや価格のみを判断材料に営業と付き合っていく性格かもしれないからです。
確かに、スペックや価格をお客様の言うとおりに調整できれば、取引がすぐにスタートするかもしれません。しかし裏返せば、良い条件を提示する他社が現れれば、ほどなく浮気されるということでもあるのです。
(2)売れなくても楽しいと思えるようになると成果が出る
[トップセールスは前項(1)を理解しその対処法や確率の数字も把握している]
2つ目の名言も同じ視点に立ったフレーズです。「できない営業」は、お客様へアプローチするたびに一喜一憂するものです。1回や2回の訪問や電話で、相手の反応が良くないと「脈がありません」などと上司に報告する営業がいますが、「勘違い」も甚だしいと言えます。前述したとおり、1回や2回訪問しただけで相手とラポールを築くことは不可能です。こちらが話していることを真正面から受け止めようという姿勢がないのだから、「脈があるか/ないか」の判断がつくはずがありません。良い反応をするお客様のほうが怪しいと受け止めましょう。
(3)お客は買うことが前提と考えれば「断り文句」が「恥じらい」に聞こえる×
3つめの名言はコレ。現場に入ってコンサルティングをしていると、「トップセールス」の多くがKY(空気が読めない人)であることに気付きます。相手の「断り文句」が「恥じらい」に聞こえてしまう、ということは「嫌よ嫌よも好きのうち」という感覚なのでしょう。
[これはおかしい]
[トップセールスは目で、客の購買意欲を読み取る、売れることを確信している]
(4)ファンを作るよりファンになった方が手っ取り早い
[客は営業の鏡]
4つ目は、まさに「好意の返報性」の意味をあらわす名言です。好意の返報性とは、人は好意を受けられると、それを返したくなるという習性のこと。ミラーリング効果とも言います。相手のことを好きになれば気に入られる可能性は高まる、という意味です。(同じように、相手のことを嫌えば、相手からも苦手だと思われる可能性は高まります)お客様を「ファン化」すべきだと、よく言われますが、それ以前に営業自身がお客様のファンになれるか、ということです。お客様とラポールを構築するうえで、シンプルでかつインパクトの強い考え方でしょう。
(5)値切られるか、言い値か、商品説明が求められるか、任せられるかは「信頼関係の差」だけ。
[トップセールスは「全てお任せ」が一番怖い 利益の信奉者にはならない]
(6)年間の目標を一日単位まで細分化すれば行動スピードがあがる。
[確率の数字に強い コピー営業なら・・・]
このように計算したあと、月間スケジュール表を眺め、1日単位で行動計画を作っていくと、毎日やるべきことが見えてきます。
(7)刈り取りよりも種まきの時間を優先しろ
[狩猟型・農耕型 で異なります]
まったく同感です。私たちのコンサルティングスタイルも同様で、見込み客を育成するための種まき・水まき活動を、実際の商談よりも優先させるようにアドバイスしています。営業活動を「点」ではなく「面」で実施することで、目標未達成で終わるリスクを分散することが可能になるのです。
(8)「考えること」と「行動すること」の連結力が強い人ほど仕事ができる
[フランクベドガー 一歩出れば流されてしまう]
これまでの名言は、どちらかというと「行動力」に焦点を合わせた内容が多かったように思いますが、8つ目の名言で「考える力」「想像力」が加わりました。
営業にとって「行動力」はとても重要なファクターですね。「行動だけではダメだ」という言い人もいますが、「考えるだけではもっとダメだ」ということも知るべきです。単純な公式で表現すると「営業力=想像力×行動力」。まず行動を繰り返すことで、想像力は鍛えられていきます。そしてそれらの力が連結することによって成果につながる、ということです。
(9)見積り依頼は1番先に提示するとチャンスが2回やってくる×
[そんな事は無い、業種 商談のケースバイケースです]
(10)「買ってくれ」とお客さんに言え!
[客の背中を押すのは営業の仕事]
[テストクロージング]