「最近の食中毒情報と対策」 川上 大雄 会員
最近の食中毒で典型的ものはノロウイルスである。
ノロウイルスは汚染された食物の摂食による経口感染、またはヒトの糞便や吐瀉物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染する。 また、感染者の糞便や吐瀉物から便器や手指を介して感染。(ドアのノブなどからもウイルスが発見)
主な症状は、嘔吐・下痢・発熱で、症状には個人差があるが、主な症状は突発的な激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、発熱で通常は、1、2日で治癒し、後遺症が残ることもない。ただし、免疫力の低下した老人や乳幼児では長引くことがあり、死亡することもある。 また感染しても発症しないまま終わる場合(不顕性感染)や風邪症候群と同様の症状が現れるのみの場合もある。
<感染予防>
感染経路の遮断には手洗いや器具の洗浄殺菌が必須であるが、ノロウイルスにはアルコールは効果がなく次亜塩素酸Naは、有機物があると効果が弱まります。、
また、ノロウイルスは60℃30分の加熱では感染性は失われず、85℃以上1分間以上の加熱によって感染性を失うため、食品は中心部まで充分加熱することが食中毒予防に重要である。
生のカキ等を扱った包丁やまな板、食器などを、そのまま生野菜など生食するものに用いないよう、調理器具をよく洗浄・塩素系漂白剤による消毒をすることも大事である。
洗浄と消毒の順番については第1に洗浄(と十分なすすぎ)、第2に消毒である。この順番を逆にすると効果が弱くなってしまう。
厚生労働省ノロウイルス食中毒予防対策リーフレットによれば、一般家庭では吐瀉物や汚物の付いた衣類の消毒には次亜塩素酸ナトリウムの0.1%水溶液(1000ppm、家庭用ハイター5%液の50倍希釈、例えば500mlPETボトルに水500mlと家庭用ハイター5%液10mlを混和)への浸漬が、また食器、カーテン、ドアノブ、スイッチ、トイレの便座表面などの消毒には0.02%水溶液(200ppm、家庭用ハイター5%液の250倍希釈、例えば500mlPETボトルに水500mlと家庭用ハイター5%液2mlを混和)のスプレー使用が勧められている。
食中毒予防の最終兵器
弊社商品「キンコロスウォーター」は国立医薬品食品研究所での検査にて唯一市販品の次亜塩素以外の商品で次亜塩素1000ppmと同等の効果があると認められました。