「私流の医食同源」 中根 三恵子 会員
もともと、「医食同源」という言葉の意味は、「病気を治す薬と食べ物は、本来根源を同じくするものである。」、つまり日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方を言い、中国の「薬食同源」の考えを元にした日本で作られた造語だそうです。自身のガン罹患~手術を経て再発予防策を模索する過程でこの「医食同源」に行き当たりました。
ガンの発生要因としては、喫煙が最大の要因と言われていますが、実際は食事の方が高く30~35%の要因を占めるとの説もあります。ということは、食事のとり方を注意することで、がんの危険性を排除していくことが出来ると言えます。今回はガン予防という観点からの医食同源をご紹介いたします。
別表のガン予防12食品群は、機能性から分類された食品群で、毎日12種類の中から万遍なく、そしてできるだけ季節に応じた旬の食品をとる事が大切です。
また、アメリカ国立癌研究所が「がんを予防する可能性のある食品」として、40種類ほどの野菜や果物・ハーブなどの食品群をリスト化し、予防効果の高い順にピラミッド型に表示した表を「デザイナーフーズ・プログラム」と呼んでいます。
この「デザイナーフーズ・プログラム」と、三大成人病の発生要因である「活性酸素」を、消去する抗酸化物質を多く含む食品群の高得点食品を、「がん予防12食品群」にカラー表示することによってまとめてみました。
カラー表示されているもの、及び下線があるものが、より予防効果が高いとされており、二重線付の赤文字が最強のガン予防食品だという事です。色つき下線付きのものをバランスよく出来るだけたくさん取るようにして、日常生活の乱れをカバーし、健康な生活を維持していきたいと思っています。
食生活改善の効果は即健康に跳ね返りますが、その効果を感覚だけでなく、数値として確認することが出来る血液検査は大変な楽しみと継続へのモチベーションとなっています。