米山奨学委員会 樋上 久代 委員長
先週2024-25年度クラブ米山委員長・カウンセラー研修会に行ってきました。
米山奨学事業は、日本全国のロータリー会員の寄付金を財源として、日本で学ぶ外国人留学生に対して奨学金を支給しています。
この事業は、日本最初のロータリークラブの創立に貢献した米山梅吉氏の功績を記念して発足しました。 1952年に東京ロータリークラブで構想が立てられ、やがて日本全国の全クラブの共同事業に発展し、1967年文部省の許可を得て、『財団法人ロータリー米山記念奨学会』となりました。
「今後、日本の生きる道は平和しかない。それをアジアに、そして世界に理解してもらうためには、一人でも多くの留学生を迎え入れ、平和を求める日本人と出会い、信頼感を築くこと、それこそが、日本のロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業ではないか」との思いがありました。現在、131か国890名の外国人留学生の支援をしています。
幾度となく聞いてきました米山奨学会事業活動ですが、この度の研修会では皆さんが本当にご苦労をなさっている事を実感してまいりました。
奨学生の選考の様する時間は1年がかりで採用に時間が掛けられ、留学生は日本留学の目的と明確な研究課題に将来の目標、交流と親善への熱意、ロータリーへの関心度、人間性、人柄、コミュニケーション能力=日本語力 等々の審査を経て選ばれます。
今年度当クラブは、ミャンマーから、エイ ニエインッ コ (ニエイ)さんのご支援をすることになりました。
また最近ではハラスメントへの理解も求められています。知らない国へ)きて文化や習慣が異なり起こる驚きや戸惑い。日常生活や授業でコミュニケーションをとることが難しくて抱く孤独感。カウンセラーやクラブの会員さんと行動を共にする喜びと遠慮。
しかし、長く時間を共にすると家族の様に信頼感が生まれ、卒業後も交流をしている。などディスカッションが行われました。
正直、奨学生に奨学支援をすることが活動と思っていましたが、人一人に寄り添い、見守る、そして一緒に学友同士のネットワーク作りに参加することが、会長・カウンセラーの役割だと再確認をしました。