「私の仕事パート2」 西田 正裕 会員
本日は卓話という事ですが、普段私ゴルフばっかりしていると思われている方もいらっしゃるかもわかりませんが、わたくしプルデンシャル生命保険でエグゼグティブライフプランナーとしてお仕事させていただいております。入社当時は友人、知人に生命保険の仕組みや必要性、考え方を聞いていただき「一つでもお役に立ったと思われたらご紹介をください。」と言い続け、ご紹介の連鎖だけこの7月で28年目を迎えることになりました。初めは個人保険からスタートして、現在は事業保障、従業員様の退職金対策、医療法人を中心にご提案させていただいておりますが特に最近はお客様も年齢を重ねられとこともあり、事前相続対策のご相談を多く受けておりますので、本日はその相続という切り口で皆様に少しはお役に立てればと思いお話させていただきます。
相続財産を「あんぱん」に例えると、相続が発生した時にその一部を持ってかれると思っておられるかもわかりません。そうであれば残りの財産を分ければ簡単なんですが、実はそうではなく「あんぱん」の一番おいしい「あんこ(現金)」の部分だけ持っていかれるんです。これが相続問題で厄介なところです。
(納税資金が不足する)納税は現金が原則。それに加え最近は民法も変わり遺留分(必ずもらえる権利)以前は遺留分減殺請求と言われれいましたが今は遺留分侵害請求と言われ相続人の権利が強くなってきています。
例えば不平等感があり遺留分を侵害しているとなるとそれも現金で支払わなければならない。いずれにしてもお金が非常に重要でこの「あんこ(現金)」が持っていかれますよという感じになっています。
シンプルにいうとこの「あんぱん」をどうするかって考えるとわかりやすいと思います。大きく分けて4つなんです。
1つ目は「あんぱん」を(ぎゅっと)小さくしましょう。これが専門的に言うと「評価減対策」と言われています。例えばご自宅の小規模宅地の評価減や我々の生命保険や死亡退職金にも非課税枠があります。相続税は累進性なので評価事態を下げることが大切。
2つ目は「あんぱん」を生きてるうちに一部切り取って食べさせましょう、これが「生前贈与」対策です。年間基礎控除は110万円、この制度はなくなるかもしれませんが現在は有効である。もしまだ贈与をやってないという方がいらっしゃいましたら是非ご相談に乗らせていただきます。
3つ目は今の「あんぱん」はそのままでもう一つ「ミニあんぱん」を作りましょう。これが「納税資金対策」です。典型的なのは我々の生命保険で今の財産をそのまま相続するために納税資金を保険で用意すること。
4つ目は「あんぱん」に今のうちから切れ目を入れてここは誰のものここは誰のものと「分割」して揉めないように準備することがとても重要になってくる。
この4つが対策でこれを個々の状況に合わせて組み合わせすることがとても大切で、被相続人のお話をじっくり聞かせていただき一緒にかんがえていく、これが私のお仕事となっています。
私たちの会社には相続シュミレーションソフトがあります。このソフト面白くて、皆様が相続を考える上で一番に初めにやらなくてはならないのが、いったい誰がどれくらいの相続割合があるのかをはっきりさせることです。
それがめちゃくちゃ簡単に家系図をお見せすることができます。普通のご家庭なら心配はいりませんが、例えば再婚、前妻(前夫)に子供あり、現在の配偶者との間にも子供あり、配偶者以外にも子供ありとかになりますと一気にややこしくなります。このような法定相続人割合や、財産の分割をそうていすると各自の相続税や遺留分侵害額も簡単にお見せできます。
こっそり相談されたい方や、お友達で相続をお考えの方がいらっしゃいましたら是非、ご紹介ください。