「これで良いのかロータリー?」 皆様で考えましょう 秋山 千尋 会員
大阪ユニバーサルシティロータリークラブも創立15周年を迎える節目の年にあたり、再度、ロータリークラブを会員の皆様方と考える卓話の時間とさせて頂きました。
今 曲り角に来ているロータリークラブは、ロータリーとは何ぞや? ロータリーの精神とは何か? ロータリーの真の役割とは何か? 何を見直すべきか 等々の時間が来ているようです。それではどうしたら良いんだという事から、その原点について再度深く学び合いロータリーの精神、哲学を掘り起し今の環境に合った内容改革をすべき時かも知れません。
それとも余り難しく考えずロータリーの例会は銭湯だ!一週間の疲れ、汚れを洗い流す為に集まって来るのだ、ここでは皆、裸になって語り合うのだ、そして日々の仕事に全力投球している会員の緊張感をときほぐし、何でも話し合える会員同士の語り合いの中から人道的奉仕の在り方や、更なる仕事への意欲を高めていく事の憩いの場所であると、このように定着したら、本物のロータリアンに成り、退会者も減り、会員増強も積極的に協力して頂けるようになるのではないかと思っています。
又ロータリーとは不思議な団体です。世の中にはいろんな異業種等の団体組合等の協議会等がありますが、目的は殆んどが企業経営の強化であり、「どうして儲けに繋げる」かの研修、会合でありますが、ロータリーの目的は「人の幸せ」である「奉仕」を目的とした団体であり、それが経営のノウハウにも結びつくし、又日々生きる夢を創出して頂ける場所でもあり、集合体でもあります。
それではどんな団体かと要約しますと、
①ロータリーの奉仕とは?
ロータリーの奉仕はまず皆が仲良くする事から始まります。次に職業を通じ職業生活の中で高い道徳的水準を保つことです。
そのために言動は常に“真実か?・公平か?・友情を深めるか?・みんなの為になるか どうか?”と言う問いかけをし、ロータリー
の奉仕が行われます。さらに個人の社会生活全般においても上記の奉仕の精神で生活しようとする事です。
②例会への出席について
ロータリーは如何なる活動も会員の親睦から始まるものとしています。その親睦を深める為には例会への出席が最大のものと
思われます。
例会は毎週1回1時間行われます。この例会は原則として出席しなければなりませんが、所用により出席できない場合は他クラブ
への出席やクラブの行事などへの出席で補填することが出来ます。例会への出席はクラブが貴方にプレゼントできる人生最大の
精神的余裕です。
③例会の内容は
例会は食事をはさんで1時間です。その内容は会長の挨拶、他クラブからの来訪者の紹介、出席報告、幹事の事務連絡、各委員
会の発表等の後、各会員持ち回りの卓話やゲストスピーカーの講演、各委員会のフォーラム、クラブ協議会等があります。各界の
人々の貴重なスピーチ等を聞くことで、会員の人生にとってより有意義な時間を過ごしてもらえるような内容と成っています。
●ロータリーは人道的奉仕を行い、あらゆる職業分野において高度の道徳的水準を高める事を奨励し、且つ世界における平和と
親善を築く事を目指した事業および専門職務の指導者の集団です。
●ロータリーは職業を通じて社会に貢献しようとしている人達の集まりです。企業のまわりにある総ての人に善意を示し、その輪を
世界に広めようとする人達の集まりで、単なる寄付団体では有りませんし、功成り名遂げた人達が自己満足し合う機会でも、又
お年よりの昼食会でも有りません。
●ロータリーは生涯にわたる友情を築き人々に対する奉仕の喜びを味わう機会を提供する団体です。
ロータリーの目的は、価値ある企業活動の基礎として奉仕の理念を奨励し育成すること
第1 奉仕の機会を得るときには、交友関係を発展させること。
第2 社会に奉仕する機会を得るときには、企業と専門職が有する高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値のあるものと
認識し、そして、ロータリアン各自の職業を尊厳あるものにすること。
第3 ロータリアンの一人一人が、個人として、職業人として、地域社会の一員として、奉仕の理念を実践すること。
第4 奉仕の理念に結ばれた実業家と専門家の世界的な団体を通して、国際理解・親善・平和を促進すること。