■会長の時間
【四つのテストはこうして生まれた!】 〔出典:ロータリーの心と実践(2015年改訂版)〕
ロータリーの哲学を端的に表現し、職業奉仕の理念の実行に役立つものとして、四つのテストがあります。このテストは、シカゴのロータリアンであり、後にロータリー創始50周年(1954-55)に、国際ロータリー会長を務めたハーバートJ.テイラーが、1932年の世界大恐慌のときに考えたもので、商取引の公正さを測る尺度として、以後、多くのロータリアンに活用されてきました。彼はシカゴに本拠をおくジュエル・ティー株式会社の代表役員でしたが、1932年にクラブ・アルミニウム製品株式会社を破産の危機から救ってほしいと要請され、クラブ・アルミニウム社に移り、この会社を再生させる決心をしたのです。大不況の中で低迷している会社を再生させるには、会社の中に同業者にはない何かを育成しなければなりません。テイラーはその何かに社員の人格と信頼性と奉仕の心を選んだのです。そして、その育成の指針として会社の全従業員が使えるような倫理上の尺度として作られたのが四つのテストです。
四つのテストは簡単な言葉ですが、クラブ・アルミニウム社の苦境期の決定を下す基盤となりました。会社の広告も、テストに照らし合わせて検討し、最上、極上などの表現を避け、製品の実際の姿を手短に述べるかたちに変わりました。
ライバル会社への非難、悪口は、広告や販売推進パンフレットから姿を消し、やがて、テストは、仕事のあらゆる面における指針となりました。その結果、信頼と好意の雰囲気が、取引先や顧客や従業員の中に育まれ、会社の業績が次第に好転していきました。5年後の1937年までに40万ドルの負債は利子とともに完済され、その後の15年間で、会社は株主に対して100万ドル以上の配当を行い、その資産は200万ドル近くになりました。テストによって自分の生き方が変わった、と述べる手紙が数えきれないほどハーバート・テイラーのもとに寄せられたということです。
RI理事会は、1943年に正式に四つのテストを採択し、その版権は、1954年、ハーバート・テイラーがRI会長の時に、彼からRIに寄付されました。四つのテストは職業奉仕の理念を端的に表すものとして、国際ロータリーにより多くの言語で出版されています。
【来客紹介】 |
0名 |
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【出席報告】 |
27年9月4日(第645回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
34名 |
1名 |
28名 |
5名 |
84.85% |
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【幹事報告】
〔メールBOXに配布〕
1)ロータリーの友(9月号) 2)月間地区出席報告(7月分)
3)ガバナー月信(9月号) ・・・理事、役員に配布 4)USJ例会 会場地図
〔メール送信〕 1)ガバナー補佐訪問・クラブ協議会のご案内(出欠は11日まで) ⇒ 8/31 配信
〔回覧資料〕 1)出欠表(クラブ協議会・地区大会・大輪ゴルフ会)